曹洞宗
宗祖
道元(1200-1253)
特色
- 只管打坐(悟ろうとする気持ちすら捨てて、ただひたすら坐禅に打ち込む)
- 禅問答・公案は重視せず無心に坐禅し修行する姿そのものが「即身成仏」(悟りの姿)とする。
- 権力者には近づかない。
主たる本尊
- 釈迦牟尼仏
※本尊にこだわりはないようである。
経典
- 『修証義』(道元の『正法眼蔵』から抜粋して明治時代に作られた)
- 『法華経』
- 『大悲心陀羅尼』
- 『般若心経』
キーパーソン
- 如浄(1163-1228):中国天童山景徳寺で道元に「黙照禅」を伝法する。
- 瑩山(1268-1325):各地で支持を受け、能登に総持寺を創建する。曹洞宗の太祖と言われる
- 月舟宗胡(1618-1696):清規と言われる修行規則を復興
- 卍山(1636-1715):宗統復興に尽力。寺の大小や収入で従持の席が変わることを批判。一師による嗣法「教資面授」の徹底を図る。
キーワード
- 『正法眼蔵』
- 黙照禅
- 吉祥山永平寺
- 十牛図
- 雲水
- 良寛
作者が参拝した寺院の印象
- たまに「不許葷酒入山門」の表示石をみかける。
- 境内の様子は臨済宗とよく似ている。
- 武士の菩提寺となっている寺院が多い。
メモ
- 「放てば手にみてり」(道元のことば)・・・良いことばである。 (千年の日本語を読む参照)
- いす坐禅のすすめ | 曹洞宗 曹洞禅ネット SOTOZEN-NET 公式ページ
- 住職は「和尚」あるいは「方丈」と呼ぶ
- 引退した住職は「東堂」と呼ぶ