真言宗
宗祖
空海(弘法大師)(774-835)
特色
- 顕教はその教えが表層にとどまると言う事で排除する。
- 「衆生秘密」(人間は仏陀(悟った人)になれるのにそれに気づかない事)。
- 「如来秘密」(大日如来の教えは仏の世界の言葉であるために、普通の人間には計り知る事ができない)。
主たる本尊
- 大日如来
- 弘法大師
- 不動明王
- 阿弥陀如来
- 観音菩薩
- 文殊菩薩
※上記の大日如来以外は大日如来がその時と場所に応じて姿を変えて現れる。と言う考え。
経典
- 『大日経』
- 『金剛頂経』
- 『般若心経』
キーパーソン
- 恵果(746-805):長安青龍寺の住持。空海に密教を伝授。
- 覚鑁(興教大師)(1095-1144):真言宗中興の祖にして新義真言宗始祖。
キーワード
- 即身成仏
- 金剛界曼荼羅
- 胎蔵曼荼羅
- 虚空蔵菩薩求聞持法
- 調伏
- 満濃池の築堤工事
- 東寺
- 綜芸種智院
- 『三教指帰』
- 後七日御修法
作者が参拝した寺院の印象
- 境内には大日如来をはじめかなりのバリエーションの各種仏・菩薩・天などが安置されており、境内の雰囲気がなんとなく統一感にかけるような場合が多いような気がする。
- 神仏習合の痕跡が色濃く残るお寺が多い。
メモ
- 住職は「和尚」と呼ぶことが多い。