JR黒崎駅周辺(2016-06-11)・・・福岡県北九州市八幡西区・八幡東区
概要
6月11日(2016年)は、JR黒崎駅周辺(北九州市八幡西区・同東区)へ行ってきました。 田園地帯は皆無の市街地コースです。コンビニもふんだんにある便利なコースでした。黒崎宿場町の名残りを感じたり、綺麗に咲いたアジサイも随所で見ることができました。とはいえ、当日は気温上昇もなかなかで、ペットボトル・缶飲料だけで8本も飲んでしまいました。
【作者より】かなりのアップダウンのコース。お疲れ様でした。私事ではございますが、生まれは八幡東区、高校生までは八幡西区で過ごしました。伊藤様のレポートを読み、こんなにお寺があったのか?と驚いている所です。「灯台下暗し」ですね。(まだまだありそうですね。)
ご承知のように八幡東区・八幡西区・戸畑区などは他の主要都市同様、終戦間近の八幡大空襲で焼け野が原となった場所です。ほとんどのお寺も灰燼に帰してしまいました。そのため、戦前の伽藍などはなかなか残っていません。これは我が福岡市も同様ですね。悲しい歴史です。(2016-06-14記)
それぞれのお寺のページに当日伊藤氏が訪問したときの伊藤氏メモを掲載しています。 こちらもお見逃しなく。(作者)
参拝ルートの地図はこちら。
順路 参拝(登録済):26ケ寺、概算移動距離>13km
JR博多(8時02分始発特急)
JR黒崎(8時42分着の予定が,乗過ごしで小倉まで。小倉から快速でトンボ帰りし,黒崎着が9時15分。30分ロスしました)
大日寺(北九州市八幡西区舟町)
光圓寺(舟町)
海蔵庵(田町)
自在院(田町)
JR新町踏切り北手前の小広場(田町)
(*1)
浄蓮寺(藤田)
東光寺(藤田)
正覚寺(藤田)
興雲寺(八千代町)
ミニストップ八幡八千代店(昼食/11時35分~)
(*2)
日通寺(紅梅)
東慶寺(東神原町)
善定寺(熊手)
西構口跡(熊手)
(*3)
妙心寺(菅原町)
放光寺(熊西)
平等寺(東鳴水)
光行寺(陣山)
法善寺(八幡東区祇園)
金剛山寺(祇園)
西光寺(八幡西区西川頭町)
龍潜寺(八幡東区祇園原町)
行光院(東台良町)
大正寺(東台良町)
光明院(帆柱)
皿倉山ケーブルカー山麓駅(尾倉)
(*4)
前田観音堂(祇園)
昭然寺(祇園)
明善寺(桃園町)
真照寺(前田/17時15分)
JR黒崎(17時45分駅到着/17時52分発特急)
JR博多(18時30分着終点)
帰途
補足
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JR新町踏切り北手前の小広場 (田町2丁目1番/黒崎バイパス北側)
小広場内には、黒崎宿の案内板とともに、史跡ということで、「黒崎湊の常夜灯」と「城石村開作成就の碑」が置かれている(いずれも説明表示付き)。
「黒崎湊の常夜灯」:この常夜灯は、嘉永2年(1849)に航海安全を守る灯台として黒崎湊の入口に建立されたもので、常夜灯の基礎部には建立に力を尽くした黒崎の船庄屋や船頭たちの名前が刻まれている。今は消滅した黒崎湊の存在を示す貴重な歴史遺産である。洞海湾には黒崎湊と若松湊があった。ある時期には、黒崎湊は人の運送、若松湊は貨物の運搬を分担して重要な役割を果たしていた。その後も、黒崎湊は筑前国と大坂を結ぶ乗合貨客船が発着した湊として、黒崎宿の発展に貢献した。幕末には、三条実美ら五卿もこの湊に上陸した。 -
ミニストップ八幡八千代店 (八幡西区八千代町3-1、093-622-2180)
ミニストップは、どの店舗もイートインコーナーがあるようで助かります。幕の内弁当(398円)を食す。 -
西構口跡 (熊手2丁目3番/岸の浦交差点北側すぐの道東・セブンイレブン西側)
説明板の記載概要は次のとおりです。
「構口は、宿場の出入口に標として、道路と直角に石垣を組み、その上に白壁の土塀を築造したもので、高さ約2m、長さ約20mと言われている。
構口は、実際の方角に関係なく江戸に近い方が「東」、遠い方が「西」と呼ばれており、黒崎の宿場を利用した旅人は、東と西にある構口を通過した。
昔の岸の浦は、干潟のようであった。人は板や丸太を組み合わせた約120m(およそ西構口から乱橋の間)の橋を、また、牛馬は潮が干いたときに往き来していた。
なお、西構口は維新政府の方針により廃却されたと言われており、現在は西構口跡を示した石碑のみが残っている。」 -
皿倉山ケーブルカー山麓駅 (八幡東区尾倉1481-1、093-671-4761)
九州最長のケーブルカー。山麓駅から山上駅まで全長1100m、標高差440m(6分間、往復800円)。山上駅からは、スロープカーで展望台駅へ全長159m(3分間、往復400円)
皿倉山(標高622m)から眺める大パノラマ(視野角度200度)は、圧倒的なスケール。洞海湾・関門海峡・北九州空港など北九州市内全体を見渡すことができる。新日本三大夜景の一つにも選定されている。