逢坂観音堂
[逢坂乳観音・千林尼の墓]
仏教礼拝所
行基
お乳
山陽道
歴史
現地案内板の内容を下に記す。
(山口県指定有形文化財)木造十一面観世音菩薩(逢坂乳観音)
(中略)行基菩薩の作と伝えられ、頭上に化仏10面をいただき、右手には施無畏印の構え、左手に宝瓶を持つ通型の十一面観音の立像である。 像高105.7cmヒノキ材の1本造りで内ぐりがなく、藤原様式(平安時代後期)の地方造りと考えられる。
逢坂観音堂の本尊として知られるが、これは古くこの地にあった善福寺の秘仏であったという。
二条院讃岐の和歌にまつわる伝説にちなみ古来、乳観音として近郷の人々から厚く信仰されてきた。
一度、瑞松庵に移転されたが、地元逢坂集落の人々の熱心な請願によって、この地に再度安置された。 観音堂は千林尼が堂主であったことでも有名である。
宇部市教育委員会
山口県教育委員会
堂の脇の道は山陽道である。
千林尼は西岐波大沢の生まれで、20歳前後で仏門に入り、天保11年(1840)頃常盤湖のほとりに庵を構え、安政4年(1857)には船木逢坂の瑞松庵末寺観音堂の堂主となり、明治2年(1869年)60歳で亡くなったという。
彼女は自ら托鉢して浄財を集め、慶応年間(1866年前後)に、難所を選んで石を敷き詰め、棚井山田石畳道を完成させた。Links② に詳しい写真が掲示されている。(Links③ より)
ひとくちメモ
未参拝の為未稿。
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Links
①逢坂観音堂と千林尼逢坂石畳路 | world where it disappears
②石畳道を歩く/千林尼石畳道|旧街道を歩く
③千林尼棚井山田石畳道|宇部市公式ウェブサイト