湧出山
西堂寺
[西堂禅寺]
曹洞宗
★★★
仁王門
中国楽寿三十三観音霊場第20番
歴史
境内にある陶板製の案内板の内容をそのまま記載する。
西堂寺六角堂(地蔵堂)由来
応永の頃(西暦1400年頃)、鍋山(■万川大字下小川)に住む長者の娘が江崎湾で投身し、行方知れずになった。 その後漁師の網にかかった仏像を母は娘の化身と信じ、尼になり江崎湾の浮き島に御堂を建てた。
西堂寺六角堂はこの仏像を安置し娘の菩提を弔ったことに始まるといわれている。 以来子育て地蔵として信仰されてきた。 地蔵堂が六角円堂となったのは元禄の頃と考えられ、 自然の岩を利用して風光明媚な場所に建てられた御堂は、 形式的にも珍しく、県指定の有形文化財となっている。
■■■■教育委員会
門前の案内板によれば、六角堂は1面4.27mの六角円堂、 一重裳階付宝形造り、本瓦造り。 この地区で往古活躍した須佐大工の代表作の一つという。
ひとくちメモ
江崎の港は深い入江の奥にあり、浪おだやかな所である。 六角堂はその入江に浮かぶ島にある。 石橋を渡って境内に入る。 境内には本堂、六角堂、仁王像に守られた楼門、寿楽観音像、石灯籠などがある。
北側の対岸から眺める遠景が一番良い。 歌の才能の無い作者には無理ではあるが、歌才のある人であれば「一句」浮かぶような絶景である。
写真
本堂 六角堂 六角堂裏手の松の巨木 石橋 - 対岸(南西)の船着き場から撮影 遠景 - 対岸(北側)の厳島神社前より撮影 遠景 - 南側より撮影 楼門 - 境内から撮影 楼門内の仁王像 楼門内の仁王像 楼門 楼門の扁額 六角堂 参道口の町並み 六角堂脇の寿楽観音像 六角堂脇の石灯籠 喚鐘