正法寺跡
[佐々木小次郎の墓]
真言宗
☆☆☆
キリシタン遺物
佐々木小次郎の墓
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- 〒758-0611 山口県阿武郡阿武町福田下 標高:443.4m 地図 GMAP
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歴史
境内の案内板の内容を下に記す。
佐々木小次郎
小次郎は慶長17年(1612)4月13日巌流島の決闘に敗れた。
その当時妻のユキは懐妊中であったが切支丹の信者で折柄の厳しいキリスト教の禁令のため夫の遺髪を抱き多くの信者とともに安全な場所を求めて佐任の地に逃れた。
ユキはここ寺ヶ浴の真言宗正法寺に身を寄せ仏門に入って尼となり墓をたてて夫の冥福を祈った。
我が子に対する因果応報を断ち切るために小次郎の名を古志らう(墓石右側面に刻す)と替えて記したという。
小次郎墓古の会
ここより東300m程の所に伽藍を構えている禅源山 太用寺の前身はこの正法寺であるという。 太用寺の住職は保存会「小次郎慕古の会」の会長職を務められているとの事 (太用寺のご住職よりメールを頂戴し、教えて頂いた)。
ひとくちメモ
小次郎の墓碑は雑木林の中である(標高:433m)。 参道口からゆるやかな坂道を登り、途中からつづら折りの山道となる。参道口から200mほど登ると境内である。 参道の途中には道標が無く、道を間違えたかとヒヤヒヤものの参拝であった。 但し、参道はきれいに整備されている。 地元の方々が手入れされているのであろう。
墓所には、小次郎の墓碑があり、その右後ろには妻ユキの墓碑と思われるものが一歩控えて立っている。 かなり傷んだ小次郎の墓碑上部にはマリア像か観音像か区別がつかないが頭部は確認できる。 その一段上の平坦面にはキリシタン六面観音が立っている。 この石塔は保存状態はなかなか良い。 さらに、その上段には粟屋元吉公の墓跡(太用寺の境内に移設済)がある。
長い参道の脇には寺跡と思われる平坦面がいくつか確認できる。 破損した石塔も1基確認した。
写真
妻ユキの墓碑か? 小次郎の墓碑と妻ユキの墓碑?(手前) 境内の石塔 キリシタン六面観音(遠景) キリシタン六面観音(部分) キリシタン六面観音(部分) キリシタン六面観音(部分) 石見守 粟屋元吉公の墓跡(太用寺の境内に移設済) 全景 参道口 参道① 参道② 参道③ 参道④ 参道⑤ 参道⑥ 太用寺遠景 - 参道口から撮影
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