heritage 喜見山 摩尼寺(まにじ) 天台宗安楽律法流 中国観音霊場特別霊場 百八観音霊場第37番札所

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〒680-0003 鳥取県鳥取市覚寺624   標高:176.5m 地図 GMAP 0857-23-5300 
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歴史

寺に伝わる『摩尼寺帝釈天王縁起』(弘化3年(846)筆写)によれば、平安時代(794-1185)のはじめ頃、高草郡の産見(うぶみ)長者が喜見山(摩尼山)に登ると、立岩に帝釈天が降臨し、「今よりこの峰に鎮座して衆生を救い、なかんずく五障の身である女人を済度しよう」と告げた。それで長者はこの地に精舎を建てた。 承和年間(834年頃)円仁がそれを再興したのが摩尼寺の起こりであるという。

寺はその後中腹に移転。 さらに豊臣秀吉の焼き討ちに遭い荒廃していた寺が、江戸時代初期に池田光仲[1]・光政[2]によって、鳥取城の鬼門にあたる現在の山裾に再建されたものである。

大正元年(1912)麓から仁王門を経て本堂まで303段の石段が敷かれた。石段脇には石塔が列していたが、昭和18年(1943)鳥取大震災で倒壊した。(以上 Links① より)

ひとくちメモ

摩尼山(357m)山中では帝釈天出現の立岩奥の院跡地などが見られる他に、日本海や鳥取砂丘を一望できる絶景スポットも数多くある。 山中ではクマイノシシなど野生動物と遭遇する恐れがあり、場所によってはロープに身を預ける必要がある場面もあるようだ。(Links② より)

脚注