龍徳山
宝泉寺
[宝泉禅寺]
曹洞宗
☆☆☆
歴史
『日原町史』P1060の脇本村の項によれば、 永明寺末。 元は臨川庵と号し木口村にあった。 宝永6年(1760)祖澄なるものが永明寺15世玉漢智温を勧請開山として臨川山宝泉寺として開創。 宝暦10年(1760)、永明寺22世徳明玄峻を以て伝法中興とし、竜徳山と山号を改める。 安永3年(1774)、6世千山白英が木口村から脇本村寺尾(現在の地)に移し、翌4年本堂造営を行ったという。
境内には羅漢堂がある。 案内板の内容をそのまま記す。
宝泉寺羅漢堂
文化年中(1804-1816)の建築で釈迦如来を中心に十六羅漢の像が安置されている。 天井の63枚の絵は日原の渡邉一甫(二代)の筆による花鳥人物が描かれている。
平成11年3月1日 日原町教育委員会
上の『日原町史』にはこの十六羅漢の記事は見当たらない。
ひとくちメモ
寺の東側に流れる津和野川はこの前後で大きく蛇行している。 門前はのどかな田園地帯。 寺裏は山林となっている。 緑豊かな環境となっている。
羅漢堂は本堂に向って右手前にある。 漆喰造りの歴史を感じさせる建物である。