heritage 瑠璃山 東光寺(とうこうじ) [東光禅寺] 臨済宗東福寺派 ☆☆☆ 行基 涅槃図 六地蔵塔 天女絵柄半鐘 川副七仏第1番 一木七仏薬師如来立像

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〒840-2104 佐賀県佐賀市諸富町徳富下大津1936   標高:6.4m 地図 GMAP
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歴史

伊藤氏メモ以下は、『佐賀百寺巡拝』などによる。

当寺は、天平年間(729-749)行基が九州に渡り彫ったと伝わる川副七仏の一体を祀る薬師堂に始まる。現在の堂宇は昭和6年(1931)の建立。

一木七仏薬師如来立像及び天女絵柄半鐘は、佐賀市指定重要文化財となっている。 一木七仏薬師如来立像は、川副七仏の第1番である。 天女絵柄半鐘は、植木善兵衛(江戸時代前半に活躍した佐賀の鋳物師)の製作であることが銘文からうかがえる。()

ひとくちメモ

本堂は施錠されているようだ。内部もカーテンが閉められておりまったく見えない。御堂の前で念仏。 中には一木七仏薬師如来立像が祀られているのだろう。天女絵柄半鐘と思われるものが本堂軒下に提げられている。山門脇には六地蔵塔が1基立っている。

本堂の北側は広場となっており、寄せ墓が確認できる。この広場はゲートボール場として使われているようだ。

写真

  • 本堂前の石祠
    本堂前の石祠 
  • 境内入口(右手に案内板が見える)
    境内入口(右手に案内板が見える) 
  • 六地蔵塔と石塔群 - 山門脇
    六地蔵塔と石塔群 - 山門脇 
  • 六地蔵塔(拡大)
    六地蔵塔(拡大) 
  • 境内風景(左手に花をつけた藤棚が見える) - 本堂を背にして撮影
    境内風景(左手に花をつけた藤棚が見える) - 本堂を背にして撮影 
  • 藤棚 - 本堂脇
    藤棚 - 本堂脇 
  • 門前の風景
    門前の風景 
  • 境内北側の広場(ゲートボール場として使われているようだ)
    境内北側の広場(ゲートボール場として使われているようだ) 
  • 藤棚 - 北側の広場の端
    藤棚 - 北側の広場の端 
  • 寄せ墓 - 北側の広場の端
    寄せ墓 - 北側の広場の端 
  • 境内の下大津自治会館
    境内の下大津自治会館 

一木七仏薬師如来立像

一木七仏薬師如来立像(室町時代の作。従って行基作ではない。在地仏師の作。当尊像は「川副七仏」ではなさそうだ。(門前の案内板より引用))
一木七仏薬師如来立像(室町時代の作。従って行基作ではない。在地仏師の作。当尊像は「川副七仏」ではなさそうだ。(門前の案内板より引用)) 

(ひのき)材。左手手首は楠材で後補・像高139cm。室町時代。在地仏師の作。佐賀市重要文化財。(門前の案内板より)

どうやらこの薬師如来は行基(668-749)作の「川副七仏」のうちの1体ではなさそうだ。


天女絵柄半鐘

天女絵柄半鐘(寛文11年(1671)植木善兵衛作)
天女絵柄半鐘(寛文11年(1671)植木善兵衛作) 
天女絵柄半鐘(部分拡大。天女が浮き彫りされている)
天女絵柄半鐘(部分拡大。天女が浮き彫りされている) 
天女絵柄半鐘(部分拡大)
天女絵柄半鐘(部分拡大) 

寛文11年(1672)植木(樹)善兵衛政住が製作したことが銘文よりうかがえる。 総高46.3cm。佐賀市重要文化財。

善兵衛は江戸期前半に活躍した佐賀の鋳物師。およそ50個の鐘が県内各地の寺院などで確認されている。(門前の案内板より)


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