安静山
正傳寺
[正伝寺]
日蓮宗
[未]
SYOUDENJI TEMPLE
伊藤氏参拝済
- 住所・電話
- 〒840-2211 佐賀県佐賀市川副町大詫間590 標高:3.7m MAP GMAP 0952-45-1195
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歴史
伊藤氏メモ当寺には、直径31cm・高さ41cmの半鐘がある。数回の火災のため破損し竜頭は外れているが、池の間に彫りこまれている銘文は大宅間の歴史を物語る貴重な資料である。 これによると、天正年間1573-1592までは、干潮のときだけ洲が見え隠れする程度であったが、慶長年間1596-1615になるとヨシが生い茂るほどになり深堀茂賢が武功によって拝領した。 寛永1624-1644末には堤防を築き、ヨシを切り開いて人々が定住するようになったが、慶安3年1650暴風雨のため堤防が崩れ、潮に襲われて60人余りが溺死した。
寛文2年1662、佐賀城下白山の豪商武富氏が深堀氏に委託され堤防を修復したが、延宝6年1678また洪水で堤防が崩れた。 深堀氏は家臣堤春親に命じ3年ががりで防潮提を築かせ、これが竣工すると妙興院日崇を招いて寺院を創建させた。これが正伝寺である。
春親は寺にこの鐘を献じ、その梵音によって、それまでに溺死した人々の霊を慰めることにした。 なお、この鐘の銘文の撰者は『葉隠』口述者山本常朝の恩師・石田一鼎宣之である。(『佐賀県の歴史散歩 』より)()
伊藤氏メモ現第20世の寺歴。()
地名「川副町大詫間」は「かわそえまちおおだくま」と読む。
ひとくちメモ
伊藤氏メモ鐘楼は無く、歴史欄に記載してある半鐘は本堂の祭壇左側に安置されている。参道入口脇に[正傳寺の半鐘]と題された詳細案内板が立っている。
本堂内欄間部分には欅で出来た33枚の両面板彫物がずらりと掲げられている。うち8枚は、法華経二十八品の一部を図案化したもの(高さ82cm・横幅180cm・厚さ21cm)で6年をかけて製作したものである。また25枚は、日蓮上人の一代記を表したもの(高さ64cm・横幅134cm~340cm)で5年をかけて製作したものである。いずれも近年の作であり、全33枚各々の写真と解説が記された立派なカラーパンフレットが備置されている。当寺に来訪の際は必見の秀逸作品である。()
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