向合い観音
仏教礼拝所
☆☆☆
三瀬街道
神代勝利
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- 〒840-0204 佐賀県佐賀市大和町大字松瀬4248-218 標高:464.5m 地図 GMAP
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歴史
観音菩薩の石祠が三瀬街道の左右の崖の中腹にそれぞれが向い合うようにたっている。この峠は向合峠と呼ばれる。 佐賀に向って左手の石祠の裏手には3基の墓碑が立っている。
永禄5年(1563)、神代勝利(1511-1565)が謀反をおこした三養基郡綾部城主(綾部氏)を討ち取った場所。 佐賀に向って左手の石祠の裏手の3基の墓碑は討ち取られた綾部氏主従のものと伝わる。
その後、一人の女性が向合峠西山の麓に庵を結び、仏門に帰依して念仏三昧に入り、その菩提を弔ったといわれる。
比丘尼の亡くなったあと、峠近くには幽霊が出るという噂がたち、不思議なことに峠を越す人々や牛馬の事故が頻発し、いつまでたっても災いがあとを絶たなかった。
200余年も経った後々まで噂は消えず、事故が起こるたびに、これは死霊のたたりであろうと、人々におそれられた。観世音はこの迷った霊魂を鎮めて災いを除き、峠を越す人や牛馬の安全を守っていただくためにまつられたもので、道路東側の三つの石碑に向き合わせて西側路傍同高の位置に安置され、人々はこれを向合い観音と呼んだ。
観世音の石祠には、「安永九年庚子(1780) 十二月吉日 施主 杠山 横尾久左衛門」銘がある。 (以上 『三瀬村史』より)
ひとくちメモ
向き合った両観音像は強固な石祠の中に祀られている。 両尊像の前を走る三瀬街道(国道263号線)は車がかなりのスピードで往来している。 事故にはご用心。
写真
東側の観音石祠後の墓碑 東側の観音石祠(遠景) - 西側の観音石祠を背にして撮影 西側の観音石祠(遠景) - 東側の観音石祠を背にして撮影 向合い観音前の三瀬街道(国道263号線) - 佐賀に向って撮影
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