heritage 恵日山(えにちざん) 高伝寺(こうでんじ) [高伝禅寺・高傳寺] 曹洞宗 ★★☆ 坐禅 写経 不鉄桂文 伊藤氏参拝済 キリシタン遺物 龍造寺・鍋島家の墓所

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〒840-0027 佐賀県佐賀市本庄町大字本庄1112-1   標高:6m 地図 GMAP 0952-23-6486  ホームページ
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拝観
大人300円、中学生以下150円(釈迦堂御開扉期間 大人400円)(2012-05-23現在)

歴史

表門脇の案内板の内容をそのまま記す。

高伝寺案内

当山は旧藩主鍋島家菩提寺で山号を恵日山といい曹洞禅宗。 開基は鍋島駿河守清房公(藩祖直茂の父君・剛意善金大居士)。

天文21年(1552)の創建。 境内総地積1万余坪。 本尊は、薬師如来。 仏殿西裏約6反歩にわたる龍造寺・鍋島両家の御墓所[1]に立ち並ぶ数百基に上る石灯籠、雄大な構築規模と結構な諸堂宇のたたずまいは、 往時の藩政時代の雄図をしのばせるに十分。

中世戦国時代から幕末期に於ける精神性は「武士道」に代表されるものであるが、 当山に象徴される龍造寺、鍋島両家の伝統に支えられた「葉隠」は武士道思想の白眉として知られている。

陽春四月に公開される「釈迦堂御開扉法要」はこのような肥前佐賀の歴史を彷彿とさせるものである。

同時に公開される、本邦最大を誇る大涅槃図[2](縦8間・15.2m,幅3間半6.2m)は3代綱茂公御寄進。

ひとくちメモ

周囲は近代化されているが、高伝寺の寺域だけは年代物の建物・古木などがあり新旧の対比に驚く。

本堂(仏殿)裏手には、佐賀藩ゆかりの龍造寺・鍋島両家の広大な墓地がある。 なお、この墓地の境内は梅林となっている。 梅の時期にまたお参りに行こう。

イベント情報(今日から1年間)

○主催者などに事前に確認の上、参加下さい○

日時内容備考状態
2023-12-31()〜2024-01-01(月)除夜の鐘23:30〜確定
2024-04-19(金)〜2024-04-20(土)釈迦堂祭り本尊薬師如来と大涅槃図の開帳確定

写真

  • 山門の扁額
    山門の扁額 
  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 観音堂
    観音堂 
  • 八太郎イヌマキ(大隈重信の幼名、彼は高伝寺に訪れると必ずこの木に登ったとか)
    八太郎イヌマキ(大隈重信の幼名、彼は高伝寺に訪れると必ずこの木に登ったとか) 
  • 表門(金色の家紋は、外側龍造寺家、内側鍋島家)
    表門(金色の家紋は、外側龍造寺家、内側鍋島家) 
  • キリシタン灯篭
    キリシタン灯篭 
  • 墓所入口
    墓所入口 
  • 山門の彫物
    山門の彫物 
  • 本堂
    本堂 
  • 山門
    山門 
  • 本堂裏の楠の古木
    本堂裏の楠の古木 
  • 梵鐘
    梵鐘 
  • 観音堂のある池脇の楠の古木(樹齢610年)
    観音堂のある池脇の楠の古木(樹齢610年) 
  • 駐車場脇の葷酒の石碑
    駐車場脇の葷酒の石碑 
  • 全景
    全景 

龍造寺・鍋島両家の墓所

伊藤氏メモ仏殿西裏の龍造寺・鍋島両家の墓所には、以下のような説明書きがある。()

この墓所は、明治4年(1871)に鍋島家当主・直大(なおひろ)が各地に散在していた龍造寺家並びに鍋島家の墓を改葬してここに集め、整備したものである。

龍造寺家の墓塔10基が東側に、鍋島家の墓塔16基が西側に整然と並んでいる。 墓域は明るく広く独特の雰囲気と調和の美を表しており、一種の墓地公園の様である。 近世の墓塔の変遷や佐賀の近代史を研究する上からも資料的価値が高い。

墓所中央部の梅は霊徳寿梅と名付けられ、以下のような説明書きがある(佐賀市天然記念物)。

この梅は、佐賀藩藩祖鍋島直茂が晩年多布施(のちの宗智寺)に隠棲した際、玉林寺(現:佐賀市大和町久池井)の金峰和尚が贈った紅梅で、明治元年(1868)に高伝寺に移されてきたと伝えられている。樹齢約300~400年。

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脚注