天真山
浄蔭寺
[浄蔭禅寺・鍋島家菩提所]
黄檗宗
☆☆☆
伊藤氏参拝済
- 住所・電話
- 〒849-0922 佐賀県佐賀市高木瀬東4-2-13 標高:8.8m 地図 GMAP
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歴史
伊藤氏メモ以下は『佐賀百寺巡拝』による。
開基は法樹浄蔭禅師。開山は碧湖元達禅師。
肥前佐賀藩の初代藩主鍋島勝茂の四男・直弘は白石に封じられ22000余石の城主となった。その室の萬夫人は武雄藩鍋島若狭守茂綱の長女。 寛文元年(1661)直弘が没すると萬夫人は俗を捨て、この地の辻の館に移り黄檗宗祖隠元禅師の曽孫・碧湖元達禅師に接し仏門に入った。 天和元年(1681)示寂。正貞院殿法樹浄蔭禅師と称した。 入滅にあたっては、嫡男の白石2代藩主鍋島大和守直氏に遺命して、辻の館をもって寺となした。 山号の天真山は、夫君直弘の法号にちなみ、寺号は開基の法樹浄蔭禅師にちなんだものである。 藩主からは寺領田の寄進もあり、宝永2年(1705)には、鍋島大和守直氏やその弟の村田隠岐守政種(久保田村田家10000石)らが大檀家となり、禅堂・講堂を改構して一山を完備したという。()
ひとくちメモ
伊藤氏メモ60年ほど前、台風により本堂は倒れ、その後再建はされておらず現在は観音堂が残るのみである。境内奥部には、法樹浄蔭禅師の廟所があり、豪壮を極めた往時を偲ばせる。現在無住であり、佛心寺(佐賀市大財)が兼務している。 参道部入口には「鍋島家菩提所 浄蔭寺」と刻まれた石柱碑が立つ。()
本堂(観音堂)前には凝った造りの池園風の庭が広がっている。 開基法樹浄蔭禅師の墓碑は一見の価値あり。 参道・境内に馬頭観音・地蔵菩薩・准胝観音などの石仏を拝むことができる。
写真
馬頭観音 - 参道口 境内風景(池園風の佇まい) 開基法樹浄蔭禅師の墓碑(巨大なもの) 開基法樹浄蔭禅師の墓碑(拡大) 鍋島家の墓碑群 准胝観音 - 本堂正面 准胝観音(拡大、三面六臂、台座に明治20年銘) 石祠と地蔵菩薩 - 本堂正面 地蔵菩薩 - 参道途中(右手はキンカンの木) 参道口(左右方向の道路は県道31号線)
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