両足山
父母寺
[父母禅寺]
臨済宗東福寺派
☆☆☆
六地蔵塔
馬頭観音
伊藤氏参拝済
- 住所・電話
- 〒849-0922 佐賀県佐賀市高木瀬東3-17-20 標高:7.9m 地図 GMAP
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歴史
伊藤氏メモ以下は『佐賀百寺巡拝』などによる。
開山は延元3年(1338)。開基は元亀2年(1571)、多々良壱岐守信澄の建立。 壱岐守は龍造寺に仕え佐嘉郡高木村に知行200町下し置かれたが、部下の戦死者を弔うため父母寺を建てて入道した。
境内部より少し東側にある当寺墓地(通称:築山)(有益さんと築山参照)に多々良家と三浦家の二つの豪族の墓が並んでいる。 両家は、父方か母方かいずれにしても密接な縁故関係にあり、両家で当寺を創建したもので、寺号を父母寺と唱えた。 山号を両足山というのも、多々良・三浦両家は両足のごとく父母のごとき関係にあったからであるという。()
ひとくちメモ
伊藤氏メモ当寺の少し東側にある築山といわれる墓地の入口に、地元で「有益さん」と呼ばれている大きな石像が祀られている。()
コンパクトな境内。本堂前には推定樹齢200年と言われるギンモクセイが植えられている。同じく本堂前の観音堂には馬頭観音像が祀られている。 「有益さん」の石像は必見。
写真
有益さんと築山
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父母寺の門前の道を東に30mほど行くと、道端に巨像(有益さん)が建っている。 その脇に小山(築山)があり、立派な墓碑が立ち並んでいる。これらが併さって「有益さんと築山」と呼ばれているようだ。
伊藤氏メモ以下は『市報さが/H17.01.15/佐賀市歴史探訪53』による。
この石像は安山岩製の僧侶像で、像の高さは1.5mほどある。全体的にふっくらとした顔立ちや体形に彫られていて、手をお腹の前で組み、袈裟が線彫りで表現されている。また、背面には「預修善根仙叔明鶴今泉有益禅庵主寿位、慶長20年(1615)2月吉祥日」という銘が刻まれている。 この像がどのような目的で建立されたのかはっきりしたことは分かっていないが、地元には「父母寺の住職の像ではないか」「墓守をしていた人物の像ではないか」などいくつかの説があり、「有益さん、有益さん」と人々に親しまれ、大切に守り継がれてきている。()
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