heritage 吸江山(きゅうこうざん) 永福寺(えいふくじ) [永福禅寺] 臨済宗南禅寺派 ★☆☆ 六地蔵塔 砥川石工 伊藤氏参拝済 長崎街道牛津宿

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〒849-0304 佐賀県小城市牛津町下砥川321   標高:8.2m 地図 GMAP 0952-66-0890 
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歴史

伊藤氏メモ以下は、[当寺のパンフレット]による。

当寺は、円通寺(小城市小城町松尾)の末寺である。円通寺第4世勅賜覚海禅師が、東北側の通称・福万名の地に当寺を創建し、開山第1世となった。同禅師は、貞治3年(1364)光厳天皇より覚海という禅師号を下賜された名僧である。以降、寛永(1624-1644)の頃までの約300年の歴史は不詳である。

寛永の頃、隆山育和尚は、福万名から現在地に当寺を移し再興した。この功業により功徳主当山第1世となる。

第11世神宗佑和尚は当寺の再興に尽くし、文政2年(1819)本堂上棟。この後、老朽化した本堂は平成元年に新たに落慶を迎えた。()

『佐賀県の歴史散歩』によれば、 寺伝によると14世紀後半、聞悟禅師(もんごぜんじ)[1]の開山。 境内には天文22年(1553)銘の六地蔵塔があるという。

Linksによれば、本堂に安置される石造の如意輪観音菩薩半跏坐像は、精緻な彫刻と慈愛あふれる表情の逸品。 また牛津の名工・平川与四右衛門の手による地蔵菩薩半跏坐像(享保21年(1736)銘)も安置されている。 見学は事前申込要。

門前は長崎街道である。

ひとくちメモ

伊藤氏メモ大きな本堂内の祭壇には、中央に本尊釈迦如来像、その右側には禅宗初祖達磨大師像、左側には開山覚海禅師大和尚像が鎮座する。これらの三尊仏は、樹齢500年以上の1本の樹木より彫られ、いずれも1仏2トンもの重量がある巨像である。平成15年に伊万里円通寺僧堂臥龍老大師が5年有余の歳月をかけ手彫りした力作である。

また、禅宗初祖達磨大師像の右脇には、石造の如意輪観音菩薩半跏坐像がある。肥前砥川石工の円熟した技術を示す最高傑作といわれ、皇太子殿下来佐のおりに拝顔いただいている。

開山覚海禅師大和尚像の左脇には、十一面観音木像が立つ。現在は徳山ダムの湖底に沈んでいる岐阜県揖斐郡徳山村のお堂よりこの地へ来たものである。

東側山門には太鼓橋、本堂西側には新しさの残る四脚門、本堂前には小さな達磨像、本堂正面向かいには六地蔵尊や地蔵菩薩半跏坐像(石工平川与四右衛門作)、その他にも境内には石像・石仏・供養塔などもあり、見どころたっぷりの寺院である。()

写真

  • 本堂前の達磨像
    本堂前の達磨像 
  • 六地蔵塔
    六地蔵塔 
  • 門前の長崎街道 - 右手が永福寺
    門前の長崎街道 - 右手が永福寺 
  • 石碑
    石碑 

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脚注