heritage 光瑞山 法元寺(ほうげんじ) 日蓮宗 ☆☆☆ 伊藤氏参拝済 有田の古い町並

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〒844-0006 佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-3   標高:81.7m 地図 GMAP 0955-42-2624 
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歴史

伊藤氏メモ今泉今右衛門窯のすぐ近くのここ法元寺は日蓮宗の寺で、小城市小城町の松尾山光勝寺の末寺である。 門前に「陶器祈願所」と刻まれた石碑が建っている。これはこの寺が元文元年(1736)に佐賀藩から「山中繁昌・諸災転除」の勤行を命じられて陶器祈願所となったことから建てられたものと思われる。

焼き物は多くの職人の手を経て形を作り、最後の工程である窯に入れ、炊き終わってから窯出しをするまでその出来、不出来は全く分からなかった。この焼成での失敗を有田では「ふがま」と言うが、「ふがま」3回で窯焼きはつぶれるなどとも言っていた。 現在のように温度計もない時代には、焼き上がりの無事を神仏に祈るしかなかった。登り窯の上方には「山の神」や「稲荷神社」が祀ってあり、窯焼きは火入れの度にこれらの神に供物を供えたり、法元寺の祈祷札を竹の先に挟んで窯場に立てた。 法元寺にはこれら祈祷札の版木や、古文書などが残されている。(案内掲示板より)()

ひとくちメモ

伊藤氏メモ本堂は、嘉永5年(1852)の築造で有田町伝統的構造物に指定されている。 本堂前の一対の石燈籠には、照魔と揚暉の刻字がある。また、北辰妙見大菩薩の小石碑もある。 本堂右手の堂宇は鬼子母神尊像を祀ってあり、天保2年(1831)頃の築造でやはり有田町伝統的構造物に指定されている。 境内奥にある日蓮上人遠忌700年寄附者芳名板(昭和57年)が有田焼陶器で出来ているのは、さすが陶器の町である。山門は、平成5年に改修寄進されたものである。()

寺の裏手は山である。 朱色の山門が印象的である。

写真

  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 山門 - 境内より撮影
    山門 - 境内より撮影 
  • 鬼子母神堂
    鬼子母神堂 
  • 鬼子母神堂前の石塔
    鬼子母神堂前の石塔 
  • 鬼子母神堂にあしらわれた鍋島花杏葉
    鬼子母神堂にあしらわれた鍋島花杏葉 
  • 境内風景 - 本堂を背にして撮影
    境内風景 - 本堂を背にして撮影 

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