仏旗 首なし地蔵尊(くびなしじぞうそん) [いぼ地蔵さん] 不詳[未]  KUBINASHI-JIZO-SON 白石新四国霊場第29番札所 伊藤氏参拝済

住所
〒849-1103 佐賀県杵島郡白石町築切 標高:3.9m MAP GMAP  
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歴史

伊藤氏メモ 以下は、堂内に掲示された案内板の要旨である。

現本堂は昭和43年1968の新築。 堂の中央に鎮座する地蔵菩薩には首がなく、首ありし頃の姿を知る人もなく記録もない。「首なし地蔵」と言われ、別名「いぼ地蔵さん」とも言われている。いぼ取りの願掛けをすると不思議にいぼが消える霊験あらたかな地蔵尊として、地域の人々に崇められている。

この首なし地蔵の由来は次のようである。

昔、母を亡くした幼子がいた。父親はその我が子を不憫に思い後妻を迎えたが、後妻はこの幼子を虐め憎しみのあまり煮えたぎる釜の中に入れて殺してしまった。一部始終を見ていた地蔵さまはこの幼子を哀れみ、非情の後妻の罪を悔い改めさせるため2人の身代わりとなって首を落とされたそうである。村人は落ちた地蔵さまの頭を何度も元に戻そうと試みたが、二度と首がつながることはなかった。それ以来、人々は首なし地蔵と呼び蒸籠(せいろう)と釜の間に敷いてあった藁円座に地蔵さまを乗せて手厚く祀るようになったという。

この故事にちなんで、毎年12月24日の地蔵さん祭りには、幼子が釜ゆでにされたとき釜の上に敷いてあった湯気止めの円座になぞらえ、藁円座を奉納し二度とこのような悲しい出来事が起きないように戒めている。

地名(所在地)の「築切」は「ついきり」と読む。()

ひとくちメモ

伊藤氏メモ照明設備も備えたやや大きめの木造瓦屋根の祠の中には、首なし地蔵の左右に弘法大師・子安観世音菩薩、千手観世音菩薩・観世音菩薩の石像が祀られている。

なお、当地蔵尊は白石新四国霊場第29番札所となっている(本尊:首なし地蔵の右に鎮座する千手観世音菩薩)()