heritage 円福山 普明寺(ふみょうじ) [普明禅寺] 黄檗宗 即非如一

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〒849-1321 佐賀県鹿島市古枝甲2346   標高:29m 地図 GMAP
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歴史

伊藤氏メモ普明寺は、鹿島鍋島家の菩提寺である。3代藩主鍋島直朝(なおとも)の長男・直孝(なおたか)は早くから出家して格峰(かくほう)と称し、この地に居を構えた。延宝5年(1677)隠元の高弟・即非(そくひ)に付いて学んだ桂厳(けいがん)を招き、旧居を寺として円福山普明寺を開いた。

寺の伽藍配置は、隠元が京都宇治に開いた黄檗山万福寺を模倣したものといわれ、開山後5年の歳月をかけて1万坪(3万3000㎡)の境内に仏堂・禅堂・方丈・鐘楼などを配し、また、石門(総門)の前の反り橋の左右には、万福寺の竜眼井を模して竜眼の池を置き、石門と竜眼の池を竜頭に見立て、楼門から本堂の間を竜の腹、さらに裏の鍋島家墓地に通じる小道を竜尾というように、全体として竜をかたどって建物や参道を配している。

楼門から回廊が左右に延びて本堂の前庭を囲んでいる。これは、黄檗宗様式の特徴である。本堂は、正面が2枚の(しとみ)と2枚の法被(はっぴ)、床は三和土(たたき)のままで、黄檗宗の伝統を忠実に伝えている。

昭和59年(1984)、方丈にある仏像が調査によって14世紀の高麗仏であることが確認された。高麗仏は、対馬や壱岐には多いが、有明海に面する地域で発見されることは珍しい。(『佐賀県の歴史散歩』より)()

ひとくちメモ

未稿。

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