仏旗 立石観音(たていしかんのん) [立石磨崖仏] 不詳  TATEISHI-KANNON

  • 「千手観音像」
    「千手観音像」 
  • 全景
    全景 
  • 阿弥陀如来像
    阿弥陀如来像 
住所
〒849-3201 佐賀県唐津市相知町相知 標高:24m MAP GMAP  
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歴史

境内の案内板の内容を下に引用する。

唐津市史跡立石観音昭和49年月24日指定

米の山(こめのやま)にある立石磨崖仏は、古代より観音、彌陀、薬師の三尊を祀る霊地で、 今でも信仰は続いている。 人々は、ここを立石観音と呼んでいる。

まず、奥壁に向かって右にある【十一面をいただき合掌する観音像】は、肩に垂髪(すいはつ)を垂らし、胸前で合掌する姿をとった千手観世音像[1]であろう。 千手観音は、たくさんの手を持つのが通形であるが、本像は2()であるところに特徴がある。 この姿は、のちの鵜殿石仏の像容にひきつがれていると考えられる。

次に、真ん中に位置する【阿弥陀如来坐像】偏袒右肩(へんたんうけん)[2]に衣を着け阿弥陀印を結んで蓮台に坐している。 大きさも像容も隣の観音立像とバランスをとって彫られ、同時の彫出である。 蓮弁は古式な葺寄式(ふきよせしき)[3]で、藤原時代の容像である。

最後に、左に位置する【薬師如来像】は、前の2仏よりひと回り大きく、首は短く、両肩も異様に隆起していて、 膝前の大きさに比べると両手も薬壺も小さく、バランスのとれた像容とは言いがたい。 前の仏より少し後の平安時代末期に彫られたものと考えられる。 立石の磨崖像は、松浦の藤原文化の華を伝えたものである。

平成5年3月 唐津市教育委員会

ひとくちメモ

、JR唐津線の相知駅から弘法寺に向かう途中に道端にこの立石観音の道標を発見。 急遽の参拝となった。 参道口までは、道路が舗装されており、我が念仏4号にて到着。 そこから先両サイドが竹やぶになった山道である。 人気(ひとけ)は無い。 恐る恐る、ヘルメットとグローブを装着したまま参道を進む。 50mほど進むと、道は開けて石段下に到着。 やっと一安心。石段を登り境内に入る。

驚きである。境内全体が一つの巨岩でできているようである。 その岩窟の壁面に薬師・弥陀・観音の三尊が彫られている。保存状態は良好。 三尊前には多数の石仏もみられる。 ここは、鵜殿石仏群より規模こそ劣るが、見る価値満点である。 しばし念仏して退散。 参拝途中、ずっとヘルメット・グローブは装着したまま。 参道口に戻った時は1月の寒さにもかかわらず汗をかいていた。

偶然参拝できて超ラッキーでした。 この地点はGoogle Map上には何も表記されていないが、間違いなくこの場所にあります。 土曜日の昼間にもかかわらず、参拝者は作者一人。 普段から人気(ひとけ)は無さそうなので単独行は控えたほうが良いかしれません。

写真

  • 薬師如来像
    薬師如来像 
  • 一番奥の石仏群
    一番奥の石仏群 
  • 岩穴に安置されている石仏
    岩穴に安置されている石仏 
  • 境内の稲荷社
    境内の稲荷社 
  • 石段
    石段 
  • 参道口
    参道口 
  • 参道口前の巨岩
    参道口前の巨岩 
  • 参道口前の田園風景
    参道口前の田園風景 
  • 米の山
    米の山 
  • 西側の田のあぜ道に咲くアブラナの花
    西側の田のあぜ道に咲くアブラナの花 
  • 西側の田のあぜ道に咲くスイセンの花
    西側の田のあぜ道に咲くスイセンの花