法性山
延楽寺
浄土真宗本願寺派
★☆☆
桜
- 住所・電話
- 〒849-5122 佐賀県唐津市浜玉町横田下1586 標高:19.5m 地図 GMAP 0955-56-6826
- 検索
- 同地区同宗派(12) ( 4km以内 ) 関連ページ(13) MAP 周辺のスポット(7)
歴史
『浜玉町史』によれば、 開基は宮崎八郎左衛門尉何某。 天文年(1532-1555)中、京都西本願寺に願い出て出家。法名は慶忍。 当村のすゞ玉(鈴玉)という所に一宇を建立。 2世教圓は元和9年(1623)本願寺より寺号・木仏を免される。 4世教意、村内字草場に移転。
7世恵春までに下記の末寺ができた。
正圓寺(唐津新町)、 信行寺(同領稗田村)、 明秀寺(同領廣瀬村)、 万徳寺(同領山本村)、 常満寺(同領平山村)、 覚圓寺(同領吉ノ久保村)、 鎮道寺(同領佐里村)、 蓮光寺(同領和多田村)、 浄方寺(同領伊岐佐村)、 願海寺(同領呼子)、 養圓寺(怡土郡中津領大入村)、 覚應寺・西光寺(御領岡口村)、 長楽寺(御領吉井村)、 明光寺(同領松国村)。 以上の15ヶ寺の他触下の寺院は多数あった。
8代恵春の時、東本願寺に転派。これにより上の末寺は残らず離れてしまった。 しかし唐津領内での寺の寺格はそのままであったようである。 『浜玉町史』の文書は全て漢文で記述されている。作者の読み違えの可能性があるのでこの重要な部分の原文も掲載する。
八代目恵春繾目之節故録之義御座候(而)東本願寺方二帰参仕候 依之拾五ヶ寺不残離末仕候 猶又旦那此時余計離旦仕候 尤官職ハ以前西派之通飛櫓蒙仰候 旦又禁裏(江)直参内之寺格ニ蒙仰(并)細午((馬))乗物等此時御免被下候 右之通之義ニ付唐津領時分ゟ代々諸宗触頭同様之御取扱ニ(而)御座候。(以下略)
7世から8世に交代する時期(享保7年(1722)頃)、本堂・庫裏の修復。 安政3年(1856)正月? 、本堂再建。 以後現在まで不詳という。
延楽寺は現在は浄土真宗本願寺派に復している。 その経緯などは残念ながらわからない。 いずれにしても、末寺15ヶ寺以上を持つ大寺であったことは間違いない。(作者)
ひとくちメモ
延楽寺は鏡山の北側の山裾に伽藍を構えている。 門前より500mほどの所には名勝虹の松原がある。
境内と寺の裏手にはソメイヨシノ・シダレザクラが多数植えられており、季節になれば花が咲き誇る。 特に、裏手の多数のシダレザクラの花は見事。
門前国道202号線(唐津バイパス)を挟んだ所にはマリンセンターおさかな村がある。新鮮な魚介類などを安く買うことができる。 西方1km足らずの国道202号線沿いには鏡山温泉 美人の湯もある。
桜2019年バージョンもご覧ください。
写真
鐘楼 本堂 門前の風景 裏手のシダレザクラ 裏手のシダレザクラ 浮嶽 - 裏手より撮影 裏手のシダレザクラ 本堂 - 裏手より撮影 裏手のシダレザクラ 裏手のシダレザクラ 参道 遠景(写真中央が延楽寺,後ろの山は鏡山) - おさかな村より撮影 梵鐘 喚鐘 おさかな村
桜(2019年バージョン)
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
所要で、寺前を通りかかりまりした、遠くから見るとなんと桜が咲いている。 周辺のソメイヨシノはまだつぼみであったのでびっくり。急遽参拝(確か5度目)。
石段脇の桜(見た目はソメイヨシノだが、花が八重っぽい。)は満開。 寺裏のしだれ桜は白は満開。ピンクはつぼみ。(2019-03-26記)
関連ページ(※歴史的に過去に関連していた神仏施設他も含めています。必ずしも現在関連しているとは限りません。)
周辺のスポット(4km以内)
周辺の寺院・仏教施設・他のページは当ページの上部の検索の項の「4km以内」のボタンをご利用下さい。