裏田観音堂(うらたかんのんどう) [浦田宝篋印塔] 仏教礼拝所 ☆☆☆

御堂の縁起等は不詳。分かり次第追記します。観音堂に向かって左隣に大きな浦田宝篋印塔が立っている。御堂は何らかの関連があるのだろう。

祭壇には中央に木造十一面観音と左右に石造弘法大師が祀られている。

中央の木造十一面観音像の頭部は不自然なお姿。ひと目、黒柳徹子氏を思い出させる。頭部と十一面の化仏の間に座布団のようなものがはさまっている。お耳の上にも髪と思われるものが彫り出されている。元は観音像ではなく、人物の像で化仏は別の所から持ってきたようにも思える。

参道口は県道46号線沿いにある。「浦田宝篋印塔」と記された大きな看板が設置されている。

裏田宝篋印塔 2020-10-22	もう1基の宝篋印塔の台座部分 - 観音堂の真横 2020-10-22
宝篋印塔の上部の部品 2020-10-22	参道口の看板(県道46号線沿) 2020-10-22

安山岩製。高さ223cm。基礎部に天文6年(1537)の紀年銘がある。

当地の領主であった石動氏の墓塔か供養塔の可能性が高い。(以上案内板より)

傍らに「宝篋印塔補修記念碑」(平成25年(2013)11月)が立っている。補修協力者として石動城城主第10代但馬守直系子孫の2名の方の名前が刻まれている。

観音堂の真横にももう1基の宝篋印塔の台座がある。観音堂の裏側に沿ってその上部の部品の破片が並べられている。

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