bukki 下石動天満宮(しもいしなりてんまんぐう) 神仏習合 ★☆☆ 肥前街道 肥前鳥居 神埼八十八ヶ所霊場第55番

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〒842-0102 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町石動2347   標高:41.8m MAP GMAP
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歴史

境内の案内板の内容を下に記す。

  • 御祭神:管原道真公
  • 勧請年月日:元亀3年(1572)壬申8月25日
  • 例祭:毎年8月25日
  • 大祭:25年祭(4月)

平安時代の後期、正暦4年(993)に管原道真公の末孫藤原良宿は、肥前の守に任ぜられて養父郡立石村(現鳥栖市麓区立石)に居を構え、その一族は代々立石氏を名のって東肥前の一帯で覇を競ったが、元亀3年(1572)道長公14代の末裔立石大蔵之助管原広玄(ふじわらのひろはる)は、時の豪雄龍造寺隆信と和を結びこれに従属して石動に領地を移し田地八十町余を賜った。

ついで、広玄は自らの館の鬼門にあたる丸山の東面、風景絶佳の地に社殿を建立して、道長公自作のものという菅家伝来の彫像を奉祀して天満宮と称したのが、この下石動天満神社の発祥である。

その後、桃山期に入って、広玄四代の孫立石代右衛門管原玄連(ふじわらのはるつら)は、白石の藩祖鍋島山城守直弘の家臣となった後も、かってのゆかりの地 石動村80町歩を領分したので、荒廃した境内を補修し社殿を新に再建して、例年8月25日には祭典を執行、以来地域の由緒ある古社として人々の尊崇を集め今日に至ったものである。

所在する文化財

  • 一間社流れ造り社殿・唐破風付拝殿
  • 寛文年間(1660年代)[1]造立の石造肥前鳥居
  • ご神木の大樟樹ならびに公孫樹、他[2]

昭和54年9月吉日 記之

門前の道は肥前街道である。

境内の仏堂群のうちの薬師堂は神埼八十八ヶ所霊場第55番(本尊:薬師如来)となっている。

石動(いしなり)という地名の由来は下記の2つがあるという。

  • 鎮西やまに狼煙(のろし)台を築くために当地の石を運び、すっかりなくなったので「いしない」と呼ぶようになった。
  • 大水の時に川原の石が響き立てて流れることによる。

ひとくちメモ

門前には水量豊かな水路が流れ、石橋を渡って境内に入る。 境内はイチョウ・クスの大木を初め、多くの木々で覆われている。

肥前鳥居は小ぶりながら苔むして堂々たる姿である。

仏堂群に気をとられ、社殿の装飾を見逃してしまった。残念無念。 Links① のページに見事な社殿の装飾の画像が多数掲示されている。

写真

  • ニの鳥居 - 境内より撮影
    ニの鳥居 - 境内より撮影 
  • 拝殿
    拝殿 
  • 拝殿内
    拝殿内 
  • 拝殿内
    拝殿内 
  • お籠り堂(?)
    お籠り堂(?) 
  • 狛犬(台座に「寛政三辛亥歳(1791)十月吉祥日」銘)
    狛犬(台座に「寛政三辛亥歳(1791)十月吉祥日」銘) 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 門前の肥前街道
    門前の肥前街道 
  • 梵鐘
    梵鐘 

仏堂群

仏堂群全景(左手より薬師堂・三十三観音堂・十三仏堂・尊名不詳の仏堂。)
仏堂群全景(左手より薬師堂・三十三観音堂・十三仏堂・尊名不詳の仏堂。) 
薬師堂内
薬師堂内 
薬師如来(右手の指が欠損) - 薬師堂内
薬師如来(右手の指が欠損) - 薬師堂内 
木仏 - 薬師堂内
木仏 - 薬師堂内 
大きな位牌(写真中央、倒れかかっている) - 薬師堂内
大きな位牌(写真中央、倒れかかっている) - 薬師堂内 
薬師堂の霊場札「神埼新四国第55番札所」 - 薬師堂内
薬師堂の霊場札「神埼新四国第55番札所」 - 薬師堂内 
三十三観音堂
三十三観音堂 
三十三観音 - 三十三観音堂内
三十三観音 - 三十三観音堂内 
十三仏堂
十三仏堂 
十三仏堂脇の仏堂
十三仏堂脇の仏堂 
木像(かなりの古仏) - 十三仏堂脇の仏堂
木像(かなりの古仏) - 十三仏堂脇の仏堂 
仏堂群前の石塔
仏堂群前の石塔 

社殿に向って右手、社殿と横並びで仏殿が4宇ある。 これらの仏堂と当社との関連については不明。

薬師堂内には薬師如来と思しき仏像・古い大きな位牌・尊名不詳の木仏が祀られている。

薬師如来と思しき仏像は塗装が剥がれ、木肌がむき出しである。 一見「Vサイン」をしておられるように見える右手は他の指が欠損しているためである。 螺髪・藥壺も欠損しているようだ。

向って右手の木仏はさらに、痛みが激しく尊名はわからない。

当仏堂には霊場札「神埼新四国第55番札所」が掲げられている。

三十三観音堂には33体の石仏がひな壇に祀られている。

十三仏堂の石仏群はまだ新しいもののようだ。

その右手の尊名不詳の仏堂にも木肌がむき出しの仏堂が祀られている。 素材の木材一本より削り出された様子がよくわかる。


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脚注