虚空蔵寺塔跡
仏教礼拝所
歴史
『神と仏の里 宇佐・国東 昭和60年代の六郷満山文化を訪ねて』に下記の記事がみられる。
■虚空蔵寺塔跡(県史蹟)
駅館河西岸の山本地区の和田氏宅の田圃の中に盛り上がった土の上に、虚空蔵寺の三重塔の基壇と考えられる10数個の礎石があり、東に金堂、北に講堂、南東に中門の礎石等が見つかり、法隆寺式伽藍配置が推定されている。
この塔跡から九州で 初めての珍しい塼仏[1]が多数出土し、奈良南法華寺の塼仏と同■[2]だ ということで機内との関係が推察されている。また新羅系蓮華文複弁軒丸瓦や法隆寺系忍冬唐草文軒平瓦、太宰府系鬼瓦も出土し、新羅や機内、太宰府との関連もうかがわれる。
近年この塔跡近辺に、奈良時代前期の虚空蔵寺一号瓦窯跡(県 史跡、北大道路宇佐別 府道路橋梁下)や、切寄瓦窯跡(県史跡、地下式有階段登窯)等が発掘されている。
なお塔跡から西方の三和酒類工場敷地内に、虚空蔵寺の建立と同時代のものと推定される横穴墓群があり、この一帯は公園になっている。
塔跡南方に、現在の虚空蔵寺(大字山本) があり、黄薬宗に属し、平安後期作と推定される虚空蔵菩薩立像等を安置している。
ひとくちメモ
未参拝の為未稿。
写真
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