heritage 萬年山(まんねんざん) 松巌寺(しょうがんじ) [松巌禅寺] 臨済宗妙心寺派 ☆☆☆ 伊藤氏参拝済

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〒871-0075 大分県中津市寺町974   標高:7.8m 地図 GMAP 0979-22-9036 
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歴史

伊藤氏メモ延宝6年(1678)、奥平家6代目の奥平昌章(まさあきら)の実父・五島淡路守盛勝の菩提を弔うため現在の栃木県宇都宮市に建立。実父の戒名が「松巌寺殿罷屋寿休大居士」であったことから、「松巌寺」と名付けられた。

享保2年(1717)、奥平氏の転封に伴い中津に移転したが、同19年(1734)の中津大火で焼失。 現在の本堂は文政11年(1828)に再建し、昭和63年(1988)に大改修を施したものである。

隣接する観音堂は明治26年(1893)10代目忍峯(にんぽう)和尚のとき、地元篤信者の発願により建立。 平成14年(2002)に新築建立。 本尊には千手千眼観音立像を奉っており、毎年8月9日に行われる「七観音参り」のときにのみ公開されている。 本堂前の美しい庭園には沙羅双樹(さらそうじゅ)の木がある。白い花をつける見頃は6月上中旬。ここまで大きくきれいに育つことは珍しい。

(『寺町ガイドブック(中津耶馬溪観光協会)』より)()

ひとくちメモ

本堂前は石庭風の造り。砂が綺麗に掃き清められていました。 本堂・山門共歴史を感じさせるものとなっている。

境内にある沙羅の木は、事前準備不足で立て札の後ろの木(おそらくマキ)と勘違いしていました。 自宅に戻り調べると、立て札の橫の木であることを知り、愕然とする。 ちなみに、この木はお釈迦様が亡くなった時に臥床の四辺(合計8株)にあったというもの。 (ほとんどの涅槃図には描かれています。ネットで検索してみてください。) 春には白い花を咲かせ、ジャスミンに似た香りを放つという。 一つ勉強になりました。

伊藤氏メモ山門柱左脇の表札には[奥平昌章公実父母 五島淡路守盛勝・アキ 菩提所]の墨書がなされている。本堂左側にある観音堂(圓通堂)内に祀られている千手千眼観音立像は、毎年8月9日に行われる[七観音参り]のときのみの公開となっていますが、閉じられた堂扉のガラス越しに小ぶりなその像を見ることができます。堂内少し薄暗くはありますが。()

写真

  • 観音堂の扁額
    観音堂の扁額 
  • 本堂前の石庭
    本堂前の石庭 
  • 山門
    山門 
  • 山門の乳金具
    山門の乳金具 
  • 山門の金具
    山門の金具 
  • 娑羅樹(左端。作者の不勉強で立て札の後ろの木と勘違いしていました。)
    娑羅樹(左端。作者の不勉強で立て札の後ろの木と勘違いしていました。) 
  • 表札(山門の板が歴史を感じさせる)
    表札(山門の板が歴史を感じさせる) 

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