heritage 高塚愛宕地蔵尊(たかつかあたごじぞうそん) [高塚地蔵尊] 単立 ★☆☆ 行基 お乳 伊藤氏参拝済

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〒879-4121 大分県日田市天瀬町馬原3740   標高:439.9m 地図 GMAP 0120-417-381  ホームページ
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歴史

境内の案内板の内容を下に記す。

高塚愛宕地蔵尊略縁起抄

豊後国日田郡馬原村高塚愛宕地蔵尊は、天平時代(8世紀半)、高僧行基が諸国巡歴の時求来村(くくりむら)杉原(日田市神来町(かふくまち)元宮)に宿り、ついで馬原村岩松(いわまつ)ケ峯(鞍形尾(くらがとお))の八幡宮参詣ののち、東方高塚の里で地蔵菩薩のご利益を祈られたことによります。

ある闇夜、大銀杏(いちょう)の枝に金色に美しく光っているものが見えましたのでお供の者が登って見ると、 五色の光の中に地蔵大菩薩が尊号の3個の宝珠(たま)が見られました。

行基はさらに心をこめて「国の平和と国民の幸福のしるしとしてこの宝珠が形を変えて現れますように」とお祈りして夜明けに自分で銀杏の枝に登ってご覧になりますと、大きな、乳房(ちぶさ)の形をしたものがありました。

大よろこびの行基が「この霊場に祈れば一切の功徳が授かるであろう」と言って、それを投げ上げると霊妙なひびきが十方に流れて霊物ははるかに昇って行きました。

そののち行基は1体の地蔵菩薩の木像を彫刻し帰京されましたが、天暦6年(952)高塚の里の人々は御堂を建てて行基木彫の尊像を安置したと伝えられております。

昭和55年7月吉日
略縁起 馬原袋 出身 武石繁次
同 抄 馬原金場出身 高倉芳男
日田市本庄町出身 中尾藤男・松子

ひとくちメモ

参道口は県道54号線沿いにある。 参道口よりつづら折りの石段の参道をひたすら登る。 途中よりおびただしい数の土産物屋が参道沿いにびっしりと店を構えている。 鳥居をくぐりさらに石段を登れば、またまた両サイドにお土産物屋がびっしり。 参道途中には手水舎・鐘楼・香炉などがみられる。 石段を登りきれば、やっとこさ境内である。

本堂は、神社形式の造り。社殿とその奥に本殿がある。 ご本尊の地蔵菩薩は本殿の中か? ご尊顔を拝することはできなかった。 本殿裏手の崖の上のコンクリート製のひな壇には無数の地蔵菩薩が鎮座している。 崖の下にはトンネル(一念洞)があり、トンネル中央部に閻魔大王と六地蔵が安置されている。

参道途中の多数の土産物屋の風景は作者が小学生の頃見たお祭りの風景そのもの。 懐かしい風情である。 徒歩のルートの参道口は県道54号線にあるが、参道途中までは車でも登れる。 ご安心あれ。

写真

  • お抱え地蔵
    お抱え地蔵 
  • 本殿
    本殿 
  • お抱え地蔵に並ぶ参拝者達
    お抱え地蔵に並ぶ参拝者達 
  • 一念洞入口
    一念洞入口 
  • 閻魔大王と六地蔵(一念洞内)
    閻魔大王と六地蔵(一念洞内) 
  • 閻魔大王(一念洞内)
    閻魔大王(一念洞内) 
  • 境内の諸堂
    境内の諸堂 
  • 本堂の彫刻
    本堂の彫刻 
  • 御神木(俗に「乳イチョウ」という。樹高24m、樹幅28m、目通周囲13m、樹齢1300年余)
    御神木(俗に「乳イチョウ」という。樹高24m、樹幅28m、目通周囲13m、樹齢1300年余) 
  • 参道の香炉
    参道の香炉 
  • 参道の手水舎
    参道の手水舎 
  • 土産物屋
    土産物屋 
  • 鳥居
    鳥居 
  • 土産物屋
    土産物屋 
  • 参道
    参道 
  • 参道
    参道 
  • 参道口
    参道口 

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