日輪山
宝積寺
真言宗
☆☆☆
九州三十三観音霊場第8番札所
- 住所・電話
- 〒877-0089 大分県日田市山田町1174 標高:111m 地図 GMAP 0973-23-2397
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歴史
境内の案内板の内容を下に記す。
木造大日如来坐像・木造毘沙門天立像
宝積寺は、寺内に残る石造物や仏像に書かれた銘文などから、中世にはすでに宝積禅寺としてこの地にまつられていたことがわかる。
本寺に残る本尊の大日如来坐像は、手を法界定印に組んで蓮台に安座する。像の高さは75センチ、柿材を用いた寄木作りでつくられるが、下の台座、蓮華座は後世の作である。 像底に書かれた銘文から津江、安心院、用松氏などのこの地の豪族によって天文10年(1541)に造立されたことがわかる。
木造毘沙門天立像は足に踏まれた邪鬼とともに 一木造りで、高さは51センチ、背部には彫り込みがあり、その内部や蓋に書かれた墨書から大蔵永学などの人物によって天文16年(1547)に造立されたことがわかる。この像は宝積寺伝来のものではなく、もと筑後地方からもたらされたとされるが日田大蔵氏との関連が考えられる。
昭和55年9月12日 市有形文化財指定
日田市教育委員会
門柱の銘文から宝積寺の中興1世は真教という僧のようだ。当宝積寺は近代に入り、中興されたものと思われる。
ひとくちメモ
参道口には大きな看板が設置されているのは助かる。 ここより少し進むと高い門柱が立っている。 ここから緩やかな下り坂である。 少し進めば広い駐車場があり、本堂への石段が見える。 石段の上り口には鐘楼門があり、梵鐘の下を通って境内に上がる。
境内には本堂をはじめ、 九州三十三観音霊場第8番札所の観音堂・いくつかの小堂などが見られる。 本堂の脇の庫裡は古民家風の建物である。 境内全体がカヤの大木をはじめ多くの木々に蔽われており、広間でも薄暗い趣である。
参道口の県道621号線はすぐ先で大きくカーブしていて見通しが悪い。 カーブミラーは設置されているが要注意である。
写真
庫裡 本堂前のガマガエルの石像 鐘楼門 鐘楼門 鐘楼門 地蔵菩薩と弘法大師のお堂 地蔵菩薩と弘法大師のお堂(拡大) 墓碑(中興1世の坊守の墓のようだ)と小堂 観音堂( 九州三十三観音霊場第8番札所) 境内風景 カヤの大木の根元 看板 門柱(参道はここから下って駐車場前に向かう) 参道口(前後方向の道は県道621号線、カーブの手前で見通しが悪い) 梵鐘 喚鐘
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