仏旗 有智山(ゆうちさん) 蓮城寺(れんじょうじ) [内山観音] 高野山真言宗[未1]  RENJYOUJI TEMPLE 九州八十八ヶ所百八霊場第27番札所 九州四十九院薬師霊場第17番札所 九州西国霊場第11番札所 百八観音霊場第86番札所 紅葉

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〒879-7124 大分県豊後大野市三重町内山527 標高:168m MAP GMAP 0974-22-0598 
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歴史

伊藤氏メモ内山観音と呼ばれる蓮城寺には、炭焼小五郎(真名野長者(まなのちょうじゃ))の伝説がある。小五郎は継体天皇の3年509に三江郷(三重郷)玉田に生まれ、山奥で炭を焼いて暮らしていた。その頃、都の久我大臣の娘の玉津姫は、顔にアザがあるため縁に恵まれず、三輪明神の夢告によって同23年529小五郎の許に嫁いできた。 ある日、玉津姫は小五郎に、大豆大の黄金を渡して買い物を頼んだ。しかし、その価値を知らない小五郎は、この黄金を金亀ヶ淵(きんきがふち)の水鳥に投げつけてしまった。怒る姫に向かって小五郎は、「このようなものでよければ、炭を焼いている谷にいくらでもある」と言って、両手で黄金をすくってきた。こうして一夜にして長者となり、また玉津姫は金亀ヶ淵の水で顔を洗ったところアザがとれたという。

真名野長者は、悲運のうちに亡くなった娘の般若姫の菩提を弔うため、臼杵石仏(臼杵市)を開基したと伝えられる。ここ蓮城寺も、真名野長者が欽明天皇の15年546に開基しており、百済から渡来した蓮城法師が開山の豊後国最古の寺である。

本堂の本尊千手観音は秘仏で33年ごとの開帳である。通常はその身代わり仏を参拝することになる。背後の山中の小堂には、玉津姫の念持仏と伝える一寸八分(5.5cm)の千手観音を祀り、毎年1月10日の[十日まいり]の一日のみ開帳される。この千手観音に祈願して、長者夫婦は娘の般若姫を授かったという。山腹には高さ22mの巨大な般若姫像が建っており、町のシンボルとなっている。

境内の手前に大きな薬師堂がある。堂内には、中央に丈六(じょうろく)[1]薬師三尊を安置し、その両側に像高80cmの「薬師如来立像998体」を奉安する。往時の蓮城寺の隆盛振りと、有力な信者がいたことを窺うことができる。薬師堂の裏手の山中に、2mほどの石造宝塔2基があり、真名野長者夫婦の墓と伝えられている。近くには伝説に語られる金亀ヶ淵があり、静かな水面を見せている。 (『九州八十八所巡礼』などより)()

ひとくちメモ

春の桜・秋の紅葉もなかなかのもののようだ。