heritage 松豊山(しょうほうざん) 善福寺(ぜんぷくじ) 真言宗智山派 ★☆☆ 六地蔵塔 平戸街道御厨筋 九州八十八ヶ所百八霊場第79番札所

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〒859-4527 長崎県松浦市今福町仏坂免910   標高:18.3m 地図 GMAP 0956-74-0145  ホームページ
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本尊
阿弥陀如来像

歴史

伊藤氏メモ嘉保2年(1095)、今福松浦(まつら)家初代の(ひさし)は検非違使となって西下し、今福の地に居を構えた。その後の今福は、下松浦の政治の中心となっていった。

久は、後に今福の寺上免神山口に隠居し、久寿元年(1154)没した。久の没後、今福松浦家では、久を祭神として今宮大明神を創建。その旦那寺として、建武2年(1335)寺上村に善福寺が創建された。その後、天正2年(1574)松浦(ちかし)が薬師堂を建立。この頃、既に今福松浦家の庇護を受け海上安全の祈願を厳修していた。

天和元年(1681)港近くの浦人の多く住む仏坂村熊の地(現在地)に移転。元禄8年(1695)目芳法印が堂宇を建立したことにより、中興開山と呼ばれている。

昭和60年(1985)に再建された本堂内に古い鰐口がある。今福松浦家(なおし)(亀童丸)が、領民の幸を願って正平10年(1355)に奉納したものであり、現在は県の文化財に指定されている。山門は、二層の楼門になっており、透かし彫りが美しい。大正11年(1922)に建立され、昭和50年(1975)に改修されたものである。境内には、高い台石に乗った聖徳太子立像がある。16歳孝養像の姿で表されており、大工や左官など建築業を営む人々に信仰されている。 (Links① 及び 『九州八十八所巡礼』『九州八十八ヶ所百八霊場ガイド』より)

門前の道は平戸街道御厨筋である。

ひとくちメモ

国道204号線は、佐賀県唐津市から玄界灘・日本海沿岸を経由して長崎県佐世保市に至る。 唐津湾・日本海の絶景をずっと右手に見て走る。走っていて気持ちのよい道路である。 また信号機も少ない。 浦交差点より古い街並みを両側に眺めながらゆるやかな坂を登って行くと、 門柱のある参道口がある。 そこよりさらに坂(大師坂と云うらしい)を少し登ると山門前の石段にたどり着く。 山門はその二階部に鐘楼をそなえている。 凝った造りである。 山門をくぐると正面は本堂。 本堂正面の扉のデザインがまたなかなか凝っている。

山門をくぐって右側に進むと、愛宕山を時計回りに四国八十八箇所巡礼の道があるようである。 平戸からの帰り道の参拝で、日が暮れそうになったためそのコースをたどる時間がなかった。 残念。

参道脇には天満宮の鳥居があり、石段を登ると天満宮が鎮座している。 参道脇には六地蔵塔もある。お見逃しなきよう。 善福寺のすぐ北側には美しい日本海が広がっている。景色もなかなか良い。

写真

  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 山門と手水舎
    山門と手水舎 
  • 参道
    参道 
  • 山門
    山門 
  • 山門脇の六地蔵塔
    山門脇の六地蔵塔 
  • 山門
    山門 
  • 八十八箇所入口
    八十八箇所入口 
  • 八十八箇所出口
    八十八箇所出口 
  • 参道口の門柱
    参道口の門柱 
  • 参道口
    参道口 
  • 境内からの眺望
    境内からの眺望 
  • 天満宮
    天満宮 
  • 天満宮の鳥居
    天満宮の鳥居 
  • 門前の風景
    門前の風景 

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