今寺大神宮
[今寺観音・お乳観音]
神仏習合
お乳
歴史
境内には大神宮・観音堂がある。 大神宮の創立年代は不明。祭神:天照皇大神。建武・延元の頃(1334-1340)の頃は荘厳な社があったという。種山手永十ケ荘の雨乞い祈願所であった。祭礼は6月9日・10月9日。
観音堂[1]には十一面観音像[2]があり、俗に「お乳観音」と呼ばれる。脇仏として、不動明王・毘沙門天が祀られている。 赤ちゃんに飲ませる乳の出ない母親が、母乳をさずかるために、遠くは天草・芦北・宇土・松橋から祈願に訪れる。お乳が出ると、そのお礼にお乳の形のぬいぐるみを造り、2個を結わえて奉納する。 縁日は6月17日・10月18日。 10月の縁日には奉納相撲が行われ、宮角力とりが芦北・天草方面から集まっていたと言う。 今寺地区の8軒で1年ごとに受け持ち、毎月1、15、18日に榊とおはっつぁん(白飯)を供えている。
境内には「今寺観音四面仏」が祀られている。元禄15年(1697)銘。 個人所有のものを譲り受けたもの。(境内の案内板(町教育委員会・町文化財保護委員会・まちづくり早尾支店)より)
当場所と御堂についての資料は奥 起久子医師(東京北医療センター)より頂戴した。感謝感謝。(2023-01-01記)
ひとくちメモ
大神宮と観音堂は、昔は一体となって神仏を祀っていたものだろう。
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