踊躍山千手院
千福寺
[踊寺]
臨済宗南禅寺派
行基
旧山鹿郡三十三観音霊場第10番札所
歴史
京都南禅寺の末寺。 本尊千手観音立像は市指定文化財。 当寺の創建については下記の3説がある。
①神亀4年(727)8月18日建立。行基が観世音菩薩を安置した。 ② 天慶年中(938-947)に信田小太郎の姉が小太郎を訪ねてここに至り、この時一宇を建てた。寛文9年(1669)良及と言う僧が再興した。 ③天暦10年(956)平将門の娘が出家し、諸国廻遊の途中この地に立ち寄り、堂を建てた。
城小学校沿革調書に、明治8年(1875)当寺の庫裏[1]を買い取り、移転させ、その建物を「第13番学区城小学校」としたとある。このことから、往時の当寺の規模が偲ばれる。
毎年1月18日には「お観音さん祭」が行われている。4月8日の「甘茶」も有名。(以上 Links① より)
旧山鹿郡三十三観音霊場第10番札所(本尊:千手観世音菩薩)。
ひとくちメモ
観音堂の裏手の石段をのぼった所に「やけど観音(阿弥陀堂)」がある。 以前は阿弥陀坂(墓坂)の上にあったが、火災で阿弥陀如来像・お堂は黒焦げとなった。 その後、部落民の手によって現在地に移された、当時のままの焼け仏である。 やけどに霊験あらたかと伝わる。(境内の案内板より)