heritage 高原山(たかはらさん) 蓮華院誕生寺(れんげいんたんじょうじ) [九州別格本山] 真言律宗 ★☆☆ 伊藤氏参拝済 九州三十六不動霊場第21番札所 九州八十八ヶ所百八霊場第57番札所

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〒865-0065 熊本県玉名市築地2288   標高:20.1m 地図 GMAP ‎0968-72-3300  ホームページ
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歴史

上のホームページによれば、平清盛の長子、平重盛公がここ玉名市築地の地に「浄光寺蓮華院」を建立。 その60年後の文暦2年(1235)に、恵空上人によって再興。 天正10年(1582)、戦乱のあおりを受けて焼失してしまう。 昭和4年(1929)、中興開山是信大僧正が再興。 昭和53年(1978)、奥之院を建立。 平成9年(1997)、五重塔を建立。 平成23年(2011)、南大門を再建。 現在に至るという。

本尊「皇円大菩薩(皇円上人)」は延久4年(1073)、 斉院の長官藤原重兼の長男として、ここ熊本県玉名市築地に誕生。 祖父重房は関白藤原道兼から4代目で、肥後の国司であった。 皇円上人は浄土宗の御開祖法然上人の師匠という。

ひとくちメモ

伊藤氏メモ広大立派かつ見所の多い寺院である。観光名所ともなっている。昭和に入ってからの再興で現第3世。

南側より、まず太鼓橋。渡るとすぐに南大門。横幅20m・奥行き10m・高さ15mで青森ヒバの総木造。入母屋造の二重門である。大門から外向きには増長天と持国天、大門から内向きには多聞天と広目天の四天王が祀られている。 南大門から先は庭園風の参道が続く。参道の両脇には約50基の献塔が並ぶ。献塔の寄進者は、九州各県は言うに及ばず中四国、東京・神奈川・静岡・埼玉などから。献塔の合間には、南大門衞士祠釈迦堂曼荼羅堂があり、参道の終わりには開山是信大僧正銅像が建つ。

さらに、本堂域に入る延命門円門があり、その左脇には関白塔(五輪塔)がある。本堂域には、池とその先に純木造の立派な五重塔、本堂、寺務所がある。 本堂前では多宝塔が建設中である(平成30年落慶)。

関白塔附浄光寺跡出土五輪塔地輪(玉名市指定重要有形文化財)の説明板には以下のような記載がある。

この五輪塔は、浄土宗の開祖である法然上人の師・皇円上人の生誕地として、皇円上人の祖・関白藤原道兼の菩提を弔うために造立されたものと伝承され、地元では関白塔の名で親しまれている。この関白塔には、規模が大きいにも関わらず、梵字等は何も刻まれていない。このことは、真言律宗総本山の奈良市西大寺の叡尊塔に代表される特徴である。

市内築地1512-77には奥之院がある。奥之院には、心経門世界一の梵鐘五重塔仁王門護摩堂大仏様・信徒会館・信徒宿泊所・相撲道場展望所などがあり、年間30万人が訪れるという。()

南大門に安置されている四天王像は必見である。 人間の身長の倍近い大きさ。 今にも動き出しそうなリアルな造りとなっている。 気の弱い子供は泣き出すかもしれない。 最上部のGMAPボタンを押下すると投稿されている多数の写真を見ることができる。 お楽しみ下さい。

写真

  • 本堂
    本堂 
  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 五重塔
    五重塔 
  • 南大門
    南大門 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 本堂の屋根
    本堂の屋根 
  • 本堂の前面
    本堂の前面 
  • 境内風景 - 本堂を背にして撮影
    境内風景 - 本堂を背にして撮影 
  • 山門
    山門 
  • アーチ形山門
    アーチ形山門 
  • 持国天
    持国天 
  • 増長天
    増長天 
  • 広目天
    広目天 
  • 多聞天
    多聞天 
  • 持国天の足元
    持国天の足元 
  • 持国天の胴部
    持国天の胴部 
  • 持国天の肩部
    持国天の肩部 
  • 参道 - 南大門を背にして撮影
    参道 - 南大門を背にして撮影 
  • 釈迦堂
    釈迦堂 
  • 曼荼羅堂
    曼荼羅堂 
  • 関白塔(五輪塔)
    関白塔(五輪塔) 
  • 関白塔脇の五輪塔群
    関白塔脇の五輪塔群 
  • 梵鐘
    梵鐘 

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