heritage 新町薬師堂(しんまちやくしどう) 仏教礼拝所 ☆☆☆ 豊後街道

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〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧39   標高:481.6m 地図 GMAP
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歴史

薬師堂内に当御堂内及び周辺に祀られている神仏の一覧・案内板などがあるが、御堂の歴史などは記載されていない。

毎年4月8日に「釈迦祭(しゃかまつり)」、9月23日に「薬師祭」が催されるようだ。

御堂の参道口は豊後街道である。

ひとくちメモ

薬師堂は「内牧一区いこいの家」と棟続きの区画にある。 一見して仏堂とは思えないので見逃さないようご注意。「内牧 温泉の神 薬師三尊」の扁額が架けられている。

境内は盛りだくさんの神仏に関連するものがある。

参道口から順に、猿田彦大神・新町火除面碑のある区画・当薬師堂・宝篋印陀羅尼之塔阿蘇幸夢観音堂・薬師堂と背中合わせで、薬師温泉がある。

写真

  • 薬師堂内
    薬師堂内 
  • 全景(①薬師堂、②阿蘇幸夢観音堂、③宝篋印陀羅尼之塔)
    全景(①薬師堂、②阿蘇幸夢観音堂、③宝篋印陀羅尼之塔) 
  • 門前の豊後街道 - 坂梨宿に向って撮影
    門前の豊後街道 - 坂梨宿に向って撮影 

猿田彦大神・新町火除面碑のある区画

猿田彦大神 - 街道沿い
猿田彦大神 - 街道沿い 
新町火除面碑(左)と足手荒神 - 街道沿い
新町火除面碑(左)と足手荒神 - 街道沿い 

猿田彦大神・新町火除面碑・足手荒神がある。


宝篋印陀羅尼之塔

宝篋印陀羅尼之塔(標柱の下部に願主名が記されているが読み取れない)
宝篋印陀羅尼之塔(標柱の下部に願主名が記されているが読み取れない) 

ここには、「宝篋印陀羅尼之塔 願主:■■■院」と記されたいう標柱が立っている。 「■■■院」とは、僧侶の名と思われる。

薬師堂内の周辺に祀られている神仏の一覧に「加藤右馬允(加藤正方)(1580-1648)時代からの経本埋設」とある。 この石塔の下に経本が埋設されているのだろうか?

加藤右馬允は内牧城の城代を勤めた熊本藩の武士である。


阿蘇幸夢観音堂

阿蘇幸夢観音堂
阿蘇幸夢観音堂 
観音菩薩 - 阿蘇幸夢観音堂
観音菩薩 - 阿蘇幸夢観音堂 
裏手の阿蘇外輪山の風景
裏手の阿蘇外輪山の風景 
裏手の阿蘇外輪山の風景
裏手の阿蘇外輪山の風景 

御堂の脇には立派な案内板があるが、一般的な「観音信仰」の説明のみで、御堂・尊像の由緒などはしるされていない。

御堂の裏手は視界が開け、水田の先に阿蘇外輪山の風景が広がっている。


薬師温泉

薬師温泉
薬師温泉 

参道口の案内板に内牧温泉の由緒が記されている。

明治30年(1897)頃、町内の井戸を掘削した際に温泉が湧き出て、半年足らずのうちに49ヶ所もの温泉が出現。 この頃から、徐々に内牧が温泉町として認知されてきた。

昭和30年(1955)代〜昭和40年代頃、8月のお盆前には盛大に「温泉まつり」が催されていた。 ススキなどのカヤを利用して各々に巨大な作り物を製作し、その出来栄えを競っていたという。


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