bukki 大瑞山(だいずいざん) 霊巌寺(れいがんじ) [霊巌禅寺] 臨済宗妙心寺派★★★  REIGANJI ZEN TEMPLE 筑後三十三箇所観音霊場第33番札所 紅葉 珍宝岩

  • 観音堂(本堂)
    観音堂(本堂) 
  • 珍宝岩 - 観音堂前駐車場より撮影
    珍宝岩 - 観音堂前駐車場より撮影 
  • 地蔵堂
    地蔵堂 
  • 紅葉 - 楞厳堂前付近より撮影
    紅葉 - 楞厳堂前付近より撮影 
  • 参道の石仏群
    参道の石仏群 
住所・電話
〒834-1222 福岡県八女市黒木町笠原9731 標高:321.5m MAP GMAP 0943-42-1112 
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歴史

応永30年1423に開山を栄林周瑞(えいりんしゅうずい)、 開基を松尾久家として創建される。 『太宰管内志』によれば八女茶発祥の地とされている。 永禄13年1570に周瑞像が造立される。

伊藤氏メモ霊巌寺には、楞厳堂(りょうごんどう)という大切な堂がある。 ここの戒壇は、開山の周瑞(しゅうずい)禅師が中国から帰朝の際に持ち帰った天竺(印度)と唐土(もろこし)(中国)2か国の土に寺域(日本)の土を混ぜて造ったと伝えられる戒壇で、禅師はここで坐禅のかたわら楞厳経(りょうごんきょう)を誦して焚香祈祷したので、楞厳堂という名前がついた。文化4年1807に新しい堂が寄進された。

境内には茶業関係者が建立した八女茶発祥記念碑と記念館がある。

寺の裏山には、禅師が坐禅をしたと伝えられる座禅岩や、この類としては日本最大級といわれる男性シンボルに似た奇岩・珍宝岩(天然記念物)もある。

美しい自然環境とも相俟って、休日ともなればバスやマイカーを駆って、祈願・お参りの人や観光客が大勢訪れる。(『筑後の寺めぐり』より)()

伊藤氏メモ八女茶は、当寺の開山栄林周瑞禅師が、中国(みん)から持ち帰った茶種をもたらすとともに、製法を伝授したのがその起源であると伝わる。(『福岡「地理・地名・地図」の謎 』より)()

立春から数えて88日目となる「八十八夜」の日には八女茶を伝えたとされる栄林周瑞禅師の遺徳をしのぶ「献茶祭」が開かれた。この献茶祭が終わると、茶農家はお茶摘みの最盛期に入り、町中がお茶の香りに包まれる。

楞厳堂には木造釈迦如来坐像が安置されているという。 現地案内板の内容を下に記す。

木造釈迦如来坐像(市指定有形文化財)

  • 【形式・材質・法量】寄木造・檜材・総高53.0cm
  • 【胎内銘(抄)】干時至徳2年丑2月28日

この仏像は、至徳2年138512月28日に造られ、豊前国宇佐郡内垣松名中溝野村の臨済寺に納められたと考えられています。 享保19年1734に筑後国久留米魚屋町の一色伍佐衛門が肥前国佐賀の旅館に宿泊した時、夜にお告げがあったとしてこの仏像を店で買い求め霊厳寺に寄付しました。 その後、霊厳寺内にある楞厳堂の本尊として安置されました。

楞厳堂は楞厳会(りょうごんえ)といって多くの僧侶が集まり修行を行った小堂です。

光背と台座は梅林寺5代和尚の寄附によるものです。

平成24年3月 八女市教育委員会

ひとくちメモ

参道口は寺の東西にある。 東側の参道が本来は表参道のようだ。 こちらからは急な長い石段を登り鐘楼門をくぐって境内に入る。 西側の参道はだらだらとした上り坂。門前にはお茶の里記念館がある。現在はこの西側の参道を利用することが多いようだ。 車で境内まで登れる。 この西側から境内への坂の左手は崖となっており崖沿いにびっしりと石仏群[1]が並べられている。

観音堂(本堂)がある平坦面には庫裡・鐘楼門・駐車場がある。 観音堂に向かって左手に裏山への登り口がある。 少し登れば地蔵堂、さらに少し登れば楞厳堂茶室がある。 この脇の坂を登ればその先に「座禅岩」があるようだが作者は発見できなかった。 裏山を歩いてゆくと山内西側に「東屋」という道標がありさらに西側にゆけば展望所風の建物がある。 この建物が「東屋」なのだろう。西側にあって「東屋」とはこれいかに? 冗談はさておき、この「東屋」の西側に珍宝岩が間近に見える。ここはこの石の展望所のようだ。 山内は紅葉の最中。山内からは門前の矢部川の支流の対岸の山の斜面にびっしりとある茶畑も木々の間から垣間見える。

八女市の市街地から寺へは、国道442号線→県道797号線を登って行く。 国道442号線沿いの黒木町の町並みの中には歴史を感じさせる建物が散見できる。 その先の県道797号線は矢部川の支流に沿って登っており、両サイドの山々の斜面に茶畑・民家などが点在。 日本の原風景を感じさせる所となっている。所々には歴史を感じさせる寺・神社などもある。 この寺と併せてまた訪れたくなる所である。

写真

  • 鐘楼門
    鐘楼門 
  • 栄林周瑞像
    栄林周瑞像 
  • 観音堂(本堂)の扁額
    観音堂(本堂)の扁額 
  • 観音堂(本堂)前面のガラス戸
    観音堂(本堂)前面のガラス戸 
  • 楞厳堂
    楞厳堂 
  • 楞厳堂の扁額
    楞厳堂の扁額 
  • 地蔵堂
    地蔵堂 
  • 地蔵菩薩 - 地蔵堂内
    地蔵菩薩 - 地蔵堂内 
  • 茶室「お茶の里庵」
    茶室「お茶の里庵」 
  • 千手観音 - 裏手へ登る石段の上り口
    千手観音 - 裏手へ登る石段の上り口 
  • 世代墓 - 楞厳堂裏手
    世代墓 - 楞厳堂裏手 
  • 紅葉 - 東屋付近より撮影
    紅葉 - 東屋付近より撮影 
  • 東屋
    東屋 
  • 観音堂裏手の風景(先に茶畑が見える)
    観音堂裏手の風景(先に茶畑が見える) 
  • 観音堂裏手の紅葉
    観音堂裏手の紅葉 
  • 地蔵堂脇の三重塔
    地蔵堂脇の三重塔 
  • 観音堂(左手にシャクナゲ) - 裏手より撮影
    観音堂(左手にシャクナゲ) - 裏手より撮影 
  • カエル
    カエル 
  • 門前の先の茶畑
    門前の先の茶畑 
  • 参道の壁面に並ぶ石仏群
    参道の壁面に並ぶ石仏群 
  • 参道の石仏
    参道の石仏 
  • 参道の壁面に並ぶ石仏群
    参道の壁面に並ぶ石仏群 
  • 参道口(門柱裏面には「久留米梅林寺十八世」銘)
    参道口(門柱裏面には「久留米梅林寺十八世」銘) 
  • 本参道の石段
    本参道の石段 
  • 本参道の石段脇の石垣(このタイプの石垣はこのあたりでよく見かける)
    本参道の石段脇の石垣(このタイプの石垣はこのあたりでよく見かける) 
  • 本参道の石段
    本参道の石段 
  • お茶の里記念館 - 参道口
    お茶の里記念館 - 参道口 

珍宝岩

石質はおそらくご当地特産の八女石ではなかろうか? 境内至る所から眺めることができる。

  • 珍宝岩 - 東屋より撮影
    珍宝岩 - 東屋より撮影 
  • 珍宝岩(拡大) - 東屋付近より撮影
    珍宝岩(拡大) - 東屋付近より撮影 
  • 珍宝岩 - 観音堂前駐車場より撮影
    珍宝岩 - 観音堂前駐車場より撮影 
  • 珍宝岩 - 参道より撮影
    珍宝岩 - 参道より撮影 


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