heritage 上阿志岐老松宮(かみあしきおいまつぐう) [阿志岐観音堂] 神仏習合 ☆☆☆ 筑紫四国八十八カ所霊場第81番札所

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〒818-0011 福岡県筑紫野市阿志岐228   標高:55m 地図 GMAP
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歴史

観音堂の棟札に「昭和34年(1959)2月8日観音堂上棟式 本行院住職 藤野玄澄(後略)」とある。 安置されている木造聖観世音菩薩像はかなりの古仏のようだ。 ここで本行院とは福岡市南区井尻の普照山 本行院のことである。

千葉県在住のKN様より場所を教えて頂いた。筑紫四国八十八カ所霊場81番札所という。「老松神社内、本堂(社殿)を正面にみて左側のお堂にあります。立派な聖観音です」という。 (太宰府匿名希望様からもご紹介頂いた。)

『筑紫四国控』では「81 薬師如来 湯町 武蔵寺」となっており、武蔵寺となっている。札番が重複するが、81番札所として登録しておく。

ひとくちメモ

観音堂は老松宮の社殿に向かって左手奥にひっそりとたっている。 御堂内には観音菩薩像(坐像)が1体安置されている。 残念なことに尊像・御堂共かなり痛みが進行している。

観音堂に向かって右手にもスチール製のお堂があり、観音像と自然石が安置されている。

写真

  • 観音堂(向かって右手にもスチール製の観音堂)
    観音堂(向かって右手にもスチール製の観音堂) 
  • 観音菩薩像
    観音菩薩像 
  • 霊場札「本尊聖書観世音菩薩」(札番はかろうじて81番と読めなくは無い)
    霊場札「本尊聖書観世音菩薩」(札番はかろうじて81番と読めなくは無い) 
  • 天井の棟札「昭和34年2月8日観音堂上棟式 本行院住職 藤野玄澄(後略)」
    天井の棟札「昭和34年2月8日観音堂上棟式 本行院住職 藤野玄澄(後略)」 
  • 祭壇の床(かなり荒れている。ピンぼけ御免)
    祭壇の床(かなり荒れている。ピンぼけ御免) 
  • 祭壇の床(蔓性植物が繁茂しかけている)
    祭壇の床(蔓性植物が繁茂しかけている) 
  • 観音堂に向かって右隣のスチール製の観音堂
    観音堂に向かって右隣のスチール製の観音堂 

老松宮

老松宮鳥居
老松宮鳥居 
老松宮遠景(後ろの雲がかかっている山は宝満山)
老松宮遠景(後ろの雲がかかっている山は宝満山) 
門前の石塔群(向かって左手より、「大日(判読不能)」「五穀神」(天保銘)「猿田毘古大神」)
門前の石塔群(向かって左手より、「大日(判読不能)」「五穀神」(天保銘)「猿田毘古大神」) 

門前には3体の大きな石塔がたっている。中央の「五穀神」は天保(1831-1845)銘である。

『筑前國続風土記拾遺』巻之10 御笠郡 上 阿志岐村の項に下記の記事がある。

老松宮(神殿1間2間・拝殿2間3間・祭礼9月25日・奉祀理観房)

産神也。菅神を祭れり。社内に稲荷社・地蔵堂あり。(後略)


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