仏旗 針摺石阿弥陀堂(はりすりいしあみだどう) 不詳  HARISURIISI AMIDA-DOU 筑紫四国八十八カ所霊場第57番札所 日田街道

  • 阿弥陀堂(全景)
    阿弥陀堂(全景) 
  • 針摺石(拡大)
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住所
〒818-0085 福岡県筑紫野市針摺北13-15 標高:40.2m MAP  
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歴史

筑紫四国八十八カ所霊場第57番(本尊:阿弥陀如来)となっている。 御堂名「針摺石阿弥陀堂」は作者が仮称しました。

御堂の傍らに「針摺石」がある。(Links① より)

都より大宰府に左遷された菅原道真が天拝山に登り「罪なきよしを天に訴えたまひし」後、この地を通ると老翁が斧を石にあててこすり、針をつくっているのを見て、「凡の事精勤せずしては、成就し難し」と思い、再び天拝山に登って「ひたすら天に祈り給ひし」という。この石は最初は山の麓にあったものを「近世通路の側、林の中に移せり。」という。もっとも、この「針摺(磨)」という地名はここに限らず他にも複数あるという。針摺石の寸法は「長7尺9寸5分239cm、横5尺1寸5分154cm」(以上『筑前國続風土記』巻之9 御笠郡下 ○針磨より)

御堂の南約50mほどの所は東西方向に日田街道が通っている。

御堂の場所は太宰府の匿名希望様より教えて頂いた。感謝感謝。 『筑紫四国控』には「57番 阿弥陀如来 針摺 村中ニ有」と記録されている。

参考:『筑前國続風土記附録』

ひとくちメモ

周辺一帯は広大な一戸建て中心の住宅地となっている。 祭壇には霊場本尊:阿弥陀如来・聖観音・不動明王・弘法大師・文殊菩薩(かも)などが安置されている。

御堂に向かって右手横にある石塔のうち、一番大きなものが『風土記』『附録』に記された針摺石なのだろう。 縦横の寸法も目測とほぼ一致する。 針摺石の上部には縦の梵字が2つ刻まれているようだが梵字が読めない作者は判読不能。 針摺石を横から見ると、瓢箪(ひょうたん)を縦に切ったような形状をしている(石の下部が大きく膨らんでいる)。その切り口が(おもて)面となって、そこに梵字が刻まれている。

御堂の境内と思われる区画には斜めに砂利道が横切っており、作者が参拝したおりにも数人の人が自転車・バイクで通り過ぎて行った。生活道路になっているようだ。

写真

  • 阿弥陀堂 - 裏手より撮影
    阿弥陀堂 - 裏手より撮影 
  • 阿弥陀如来 - 祭壇中央
    阿弥陀如来 - 祭壇中央 
  • 聖観音・不動明王 - 祭壇に向かって左手
    聖観音・不動明王 - 祭壇に向かって左手 
  • 弘法大師・文殊菩薩(?)・尊名不詳の石仏 - 祭壇に向かって右手
    弘法大師・文殊菩薩(?)・尊名不詳の石仏 - 祭壇に向かって右手 
  • 不動明王(拡大) - 祭壇に向かって左手
    不動明王(拡大) - 祭壇に向かって左手 
  • 御堂に向かって右側の石塔・石仏群
    御堂に向かって右側の石塔・石仏群 
  • 針摺石(向かって最右翼)
    針摺石(向かって最右翼) 
  • 御堂に向かって左側の石塔群
    御堂に向かって左側の石塔群 
  • 阿弥陀堂内
    阿弥陀堂内 
  • 筑紫四国霊場札
    筑紫四国霊場札 
  • 針摺石 - 横から撮影
    針摺石 - 横から撮影 
  • 菅公針摺
    菅公針摺
    『筑前名所図会』

『筑前國続風土記附録』巻之11 御笠郡中 針摺村の項

○針摺石

村の北2町許隔れる林中にあり。高さ8尺餘横5尺餘。自然石也。里人観音佛といふ。