不入道観世音
[不入道の滝]
仏教礼拝所
★☆☆
磨崖仏
背振千坊
シャクナゲ
- 住所・電話
- 〒811-1231 福岡県那珂川市不入道188-3 標高:101.7m 地図 GMAP
- 検索
- 同地区同宗派(51) ( 4km以内 ) 関連ページ(1) MAP 周辺のスポット(4)
歴史
大師堂に掲げられている由緒書きの内容を下に記す。
不入道観世音の由来
文献より傳へらる丶ところによりますと菊池武時・武光父子が九州各地で足利の賊軍と奮戦してゐた頃(約650年前)、筑前の有名なる刀匠■■■が当地に於て心身を禊めて勤王の義軍のため日本刀を鍛えその刀の銘に「■■清明悪魔不入道矣」の文字を刻んだ。 不入道の地名これによって起こるとしるされてゐます。 これによって推察しますと當山は天台・真言の宗教が我が國にひろまるに伴ひ行者信者の修行の道場として法■が輝いてゐたことが想像されます。 爾来今日に至るまで霊験あらたかなる霊地、観音様として参詣者の跡が絶えません。
昭和35年1月記す
「不入道」の名の起源について『筑前國続風土記』では「此所より上すべて守護不入」によると記されている。 これは、「(ここから上は霊地の為)役人は立入禁止」とでも訳すのであろうか? 参考までに記す。
ひとくちメモ
境内は清流の音が絶えない。 お滝場では、滝から3本のパイプで水を引き、同時に3人が滝行できる。 境内は観音様・不動明王・地蔵菩薩等の多数の石仏をみることができる。
境内での滞在時間は30分程度であったが、参拝者の車がひっきりなしに出入りしていた(珍しく若手の女性のグループも見かけた)。 あいにく、滝行をされている方はいなかった。 大師堂前にはシャクナゲの群落がある。
観音堂内に安置されている「十一面観音様」は、梵字のお姿かもしれない。 祭壇中央は真っ暗で、どうやらそこは岩肌が見えているようである。 『筑前國続風土記附録』の記事に「大岩あり。梵字を彫刻せり。」と書かれており、 この記事の大岩の観音菩薩の梵字そのものなのかも知れない。
写真
写真は参道口より奥の院までの順に掲示します。
参道口 大師堂の扁額 大師堂 大師堂 シャクナゲの群落(大師堂前) 子安観音堂と修行大師堂 修行大師(橋の下で休んでおられる) 鐘楼 地蔵堂(観音堂前) 大日如来(観音堂前) 観音堂(左手前は脱衣所) 観音堂前の石段 観音堂内の荘厳 御本尊、十一面観音(岩のようである) - 観音堂内 瀧本神社 お滝場 お滝場 お滝場 奥の院途中の不動堂 奥の院手前の大岩(前方の建物が奥の院) 奥の院脇の不動明王 奥の院脇の不動明王磨崖仏 滝口 弘法大師と聖観音(お滝場脇) 水子地蔵尊(お滝場脇) 不動明王と石像(お滝場脇) 奥の院 奥の院裏手のお堂 奥の院脇の大岩 門前の風景 配置図(記憶をたどりながら作製。誤っている部分があるかもしれません。)
『筑前國続風土記附録』巻之7 那珂郡 上 不入道村の項
不入道瀧
水流高サ5間(9m)餘、美観也。 其かたハらに観音堂ありしと本編に見ゆ。 今はなし。大岩あり。梵字を彫刻せり。瀧の観音といふ。
『筑前國続風土記』巻之6 那珂郡 下
○不入道
むかし背振山盛なりし時は、守護不入の地なりと云、此所より上すべて守護不入なりし故に、名付しならん。 又此村の境内に瀧あり。 水流5間ばかりあり。いとめずらしき好観なり。其側に小さき観音堂あり。 山田と不入道との間、東の山のはたはらに大なる石たてり。
関連ページ(※歴史的に過去に関連していた神仏施設他も含めています。必ずしも現在関連しているとは限りません。)
周辺のスポット(4km以内)
周辺の寺院・仏教施設・他のページは当ページの上部の検索の項の「4km以内」のボタンをご利用下さい。