賀春山
神宮院
天台宗
★★☆
梅まつり
イチョウ
- 住所・電話
- 〒822-1406 福岡県田川郡香春町香春56 標高:102.7m 地図 GMAP 0947-32-8406
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歴史
高座石寺門前の道を挟んだ所にある案内板の内容を下に記す。
神宮院・高座石寺と梅林
現在は神宮院と称しているが、古くは「神宮寺」といわれ、 伝教大師創建の古刹である。
縁起によると、「桓武天皇延暦23年(804)、大師勅を奉じて入唐の際、まず宇佐神宮に詣でる。 八幡台菩薩託して曰くに「是従西に旧神在り、賀春明神という、 此の大神久しく三韓の境土にあり、宜しく就いて渡唐をなすべし」と、 大師即ち春賀宮に賽し明神に祈願すれば...」とある。
大願成就して帰朝後、9年を経て弘仁5年(814)甲子3月、 この地に来て7昼夜護摩石において法華八講の法会を行うと、 明神が影向し、歓喜の相を示したという。 影向石は採石され、今はないが護摩石・座禅石は駐車場側にある。
また、大師は功徳を残すために梵字を岩に刻み、七堂伽藍を建立、賀春山神宮院と名づけ、延暦寺別院と定めた。
また、六坊を建立し、同時に比叡山山王権現を勧請し、当寺の鎮守としたとある。 香春神社古記に六坊の名が記されているが、 その内の一坊が「山王山 高坐石寺」、現在の「牛頭山 高座石寺」である。
慶長5年(1600)、細川忠興が小倉城主となり、 弟孝之が香春城主となるにおよんで、 幽斎公(忠興の父親)の追福道場として繁栄した。 現在でも供養塔が残り、当時の栄華を偲ばせる。 なお、神宮院・高座石寺一帯は筑豊県立公園の中核を成し、 石灰石の奇岩怪岩が織り成す風景の中に千本以上の梅林と、 そこに遊ぶ野猿の姿を求め、 休日には多くの観光客でにぎわう。
また、自然も豊富であり、神宮院のシンボル、樹高40mの大銀杏は樹齢800年を超え、 県文化財指定木となっている。 さらに石灰岩の中に根を張った「石割ビワ」、独特の樹皮が特徴の「バクチの木」などが生育している。
この豊かな自然景観を有する神宮院・高座石寺を舞台にして、毎年3月第一日曜日には香春町観光協会主催の 「梅祭り」が盛大に開催され、多くの催物を楽しみに、遠来よりの観光客でにぎわっている。
ひとくちメモ
高座石寺門前の坂道を数10m登ると神宮院の参道口がある。 曲がりくねった坂道の参道両サイドには多数の梅の木、その下には水仙が群生している。 寺の西側は香春岳ニノ岳である。
境内にはみごとな梅の木とともに巨岩が点在する。 中でも梅林の中にある護摩石(石碑によれば南北径1丈3尺≒4m、東西径4丈8尺≒14.5m)上には伝教大師像が鎮座。 石下にも多数の石仏がみられる。
本堂前のイチョウの巨木(案内板によれば、樹齢800年、樹高40m)もみものである。 巨岩を穿って生えている石割びわ、 梵字石などもみられる。
イベント情報(今日から1年間)
○主催者などに事前に確認の上、参加下さい○
日時 | 内容 | 備考 | 状態 |
---|---|---|---|
2024-03-05(火) (10:00〜16:00) | 梅祭り | お隣の高座石寺にもおたちよりください | 未確定 |
写真
参道口 参道 本堂前の石段 観音像 本堂脇の庭園 不動明王-本堂脇の庭園 梵字石 梅林 うさぎの上に乗った表札碑 護摩石上の伝教大師像(拡大) 護摩石(上に伝教大師像) 護摩石(伝教大師の後姿) 護摩石下の石仏群 梅林 参道の水仙 参道
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