仏旗 碪山(きぬたさん) 長専寺(ちょうせんじ) 浄土宗  TYOUSENJI TEMPLE 八劔神社中央四国霊場第26番札所 中央四国霊場第27番札所 伊藤氏参拝済

  • 山門兼鐘楼 - 境内から撮影
    山門兼鐘楼 - 境内から撮影 
住所・電話
〒807-0051 福岡県遠賀郡水巻町立屋敷3丁目13-13 標高:2.8m MAP GMAP 093-201-3642
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浄土宗 長専寺 - お骨仏のご案内(福岡県遠賀郡水巻町)

歴史

伊藤氏メモ初めは真言宗であったが、のち浄土宗に転派して400年を超える。浄土宗になってから30世を数える。 以前は現在地より数百mほど北、国道3号線の立屋敷信号交差点の付近にあったという。

梵鐘は明治20年1887に鋳造されたものであったが、戦時供出された。その後、昭和57年1982に再鋳されるとともに現在の鐘楼山門として落慶された。()

筑前國続風土記拾遺』巻之33 遠賀郡 亨 立屋敷村の項に下記の記事がみられる。

長専寺

村内馬寄せと云所に在。 砧郷山増導院或ハ砧山藥王院と号。 浄土宗鎮西派穴生村弘善寺の末也。 慶長年中1596-1615僧珠賢開基す。 昔此村に砧山神宮院増導寺有。 乱世に廃せり。 此寺其の昔の山院の号を取て称す。 又長専寺の号ハ中底井野に在しを引移せし号也。 又此末寺に昔ハ真龍寺有しと云フ。 藥師の古佛有。 小熊藥師と云。 昔小熊の里に在し故也。 爰を馬寄と云ハ昔駅館有し時の遺名なるへし。

「砧」は訓読み「きぬた」、音読み「ちん」。 砧 - Wikipedia参照のこと。

ひとくちメモ

長専寺は遠賀川の東岸に程近い所に伽藍を構えている。 境内には鏡観音堂・子熊薬師堂・地蔵堂があり、法然上人像もみられる。 本堂前には、藤棚がある。

鏡観音堂は謡曲「砧」の話の主人公の夫を待ち焦がれる妻と関連しているようである。 残念ながら、扉は施錠されており内部を拝むことはできなかった。 詳細はこのページの最後の記事をご覧ください。

長専寺のすぐ西側には八劔神社が鎮座している。 境内の案内板によれば、境内にある大銀杏はヤマトタケルのお手植えと伝承され、樹齢1900年という (樹高:22.26m、幹回周:9.7m。県指定天然記念物)。必見である。 銀杏の古木にみられる乳垂(ちちだだれ)(気根)も大きなものが生えている。 この銀杏の樹皮を煎じて飲めば母乳が出ると伝えられ「乳の神様」と呼ばれているという。

写真

  • 本堂
    本堂 
  • 山門兼鐘楼の扁額
    山門兼鐘楼の扁額 
  • 山門兼鐘楼
    山門兼鐘楼 
  • 門柱
    門柱 
  • 地蔵堂
    地蔵堂 
  • 本堂前の藤棚
    本堂前の藤棚 
  • 鏡観音堂 - 「中央四国二七番 本尊 鏡観世音菩薩」の表札あり
    鏡観音堂 - 「中央四国二七番 本尊 鏡観世音菩薩」の表札あり 
  • 子熊薬師堂 - 「中央四国二六番 本尊 子熊薬師如来」の表札あり
    子熊薬師堂 - 「中央四国二六番 本尊 子熊薬師如来」の表札あり 
  • 子熊薬師如来
    子熊薬師如来 
  • 境内の石仏
    境内の石仏 
  • 地蔵像
    地蔵像 
  • 門前の風景
    門前の風景 
  • 法然上人像
    法然上人像 


八劔(やつるぎ)神社の写真

  • 大銀杏の根の部分
    大銀杏の根の部分 
  • 大銀杏
    大銀杏 
  • 本殿
    本殿 
  • 鳥居
    鳥居 

謡曲「砧」と鏡観音

下に鏡観音堂前の案内板の内容をそのまま記載する。 謡曲「砧」については『砧』―夫への想いが強すぎて地獄で苦しむ女を参照のこと。

謡曲「砧」と鏡観音

謡曲「砧」は、夫と遠く離れた妻の恋慕の執心を生前、死後の両面から描いた曲である。

ここ遠賀郡水巻町立屋敷は、古くは館屋敷とも書いた。 前の遠賀川は寛永5年1628以前はずっと西を流れていた。 当時立屋敷は対岸の広渡と同一村であった。

謡曲「砧」の主人公は川下の港町芦屋の某の妻、芦屋の某の住んでいたのがこの里ともいい、 「砧の里」の伝承を残している。

鏡観音は昔は「砧姫明神」ともいい、 慶長6年1601に村内にあった砧姫の墓と伝える古墳より出た直径8寸の鏡を祭っていた。 後に観音の木像を祭り、鏡は八劔神社に移した。 その鏡も貞享元年1684正月に盗難にあい失われた。

隣接の八劔神社にも日本武尊と砧姫の伝承があり、 砧姫社を相殿に祭るという。 寛永の工事で社地が河川敷となったため合祀したという。 鏡観音との関係は詳らかでない。

謡曲史跡保存会


関連寺院(※過去に関連していた寺院も含みます。必ずしも現在関連している寺院とは限りません。)