円通寺薬師堂
仏教礼拝所
★☆☆
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宗像四国西部霊場第59番
- 住所・電話
- 〒811-3504 福岡県宗像市深田426 標高:38.6m MAP
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歴史
『筑前國続風土記拾遺』巻之36 宗像郡 上 田島村項に下記の記事がみられる。 この記事がこの薬師堂の事かどうかは未確認。
○薬師堂
山下といふ所に在。 木像長1尺3寸脇士十二神将長8寸 共に天正2年(1574)3月大宮司氏貞造立せらる。 昔の像は行基の作なりしか、 近代の乱に紛失せしかは、 博多津宗藤左衛門重次といふ佛師に命して改造せしよし。 像背に銘有。 叉今山と云所にも薬師堂あり。
ここから西方約1kmの地点に円通寺惣智院がある。 この薬師堂との関係は如何に?
ひとくちメモ
円通寺薬師堂は宗像大社の大駐車場から距離にして400m足らず西側の山中にある。 参道口には木製の道標が立てられている。 参道口手前100mほどから薬師堂までは砂利道となっている。
薬師堂の祭壇は3室構成となっており。 向って左手には2体の石仏、中央には蓮華を持った観音像と思しき木像、 そして右手には日光・月光菩薩像を従えた薬師如来像と思しき木像が鎮座している。 祭壇前面には十二神将が各6体ずつ分かれて置かれている。 いずれも保存状態は良好である。
『附録』に記されている「木像長1尺3寸脇士十二神将長8寸」とは、 それぞれ約40cm、約24cm。 現在の薬師如来像と十二神将像とほぼサイズは合致するのではなかろうか?
薬師堂の扉にはカンヌキがしてあり、「扉を開けてご自由にお詣りください」と書かれている。 まさか扉を開けて、目の前で仏像を拝めるとは予想をしてなかった為、物差し(スケール)無し。 正確な寸法を測定できなかった。痛恨の極みである。
境内、薬師堂内は綺麗に手入れされており、地元の方々の信仰心の篤さを感じる。 薬師堂前の六地蔵と薬師堂内の石仏には真新しい前掛けがかけられていた。
写真
薬師堂 - 裏手から撮影 参道 観音像? - 祭壇中央 石像 - 祭壇に向って左手 堂内の荘厳 十二神将 - 祭壇向って左手 十二神将 - 祭壇向って右手 境内の六地蔵 大わらじ 扉のカンヌキ(「扉を開けてご自由にお詣りください」の文字) 参道脇の柿の木 道標(参道口はその先右手の坂道) 参道口の風景 参道 遠景(薬師堂は写真中央あたり) - 宗像大社駐車場から撮影
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