はなたれ小僧様
仏教礼拝所
☆☆☆
薩摩街道
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- 〒835-0112 福岡県みやま市山川町北関1032-5 標高:66.6m 地図 GMAP
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歴史
お堂脇の案内板の内容を下に記す。
民話「はなたれ小僧さま」発祥の地
真弓に正直者の貧しい老夫婦がいて、山で刈った柴を南関の町へ売りにいったのですが全然売れなかったので水神様におわびをして柴を川に流したところ、川から水神様が出てきて「柴のお礼にこの小僧様をあげよう。この小僧様はエビナマス[1]しかめしあがらぬ。願い事は何でも聞いて下さる。」というと消えてしまいました。 気がつくと目の前に、かわいい小僧さんがいましたが鼻の下に汚いふたすじの鼻汁を垂らしていました。 その小僧様に祈ると、ほしい物が何でも出てきて老夫婦は大金持ちになりましたがエビナマスをとることと鼻汁がいやになって、 この小僧様を水神様に戻すことにしました。 すると今まで建っていた屋敷も蔵いっぱいの米も消えてしまって、もとのような貧乏な暮らしになったといいます。
この話に登場します水神様が出てきた底無しの淵はこの看板の後ろ、水神様の祠は真弓の釈迦院内にあります。 また、おじいさんが建てた屋敷が地名(屋敷谷)として残っています。 それから小僧様の石像が作られたのを契機として「民話の里まつり」が大谷区で開催されています。
山川町郷土史研究会
みやま市教育委員会
橋を渡った西側を走る国道443号線は薩摩街道である。
ひとくちメモ
、薩摩街道の踏査中に偶然発見。急遽の参拝となった。 お堂はシイノキの巨木の根本にある。 はなたれ小僧様のお顔にはその名の通り鼻汁がたれている。 この小僧様は神か仏かわからない。水神様のお使いだとすればどちらかといえば神様なのかもしれない。
参拝当日は猛暑。お堂の橫に設置されたベンチで一休み(ここが木陰の上、裏手には清流が流れており涼しい)していると、 40才前後と思しきご夫婦がお堂前に車を止め、多量の食べ物と思しきものを小僧様にお供えして、しばし礼拝。 その後お供え物をバックに納め持って帰られた。 この小僧様まだまだ地元の方々の信仰を集めているようである。 お供え物が「エビナマス」であったかどうかは未確認。
写真
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