大悲山
法音寺
[法音禅寺]
曹洞宗
★☆☆
行基
筑後三十三箇所観音霊場第5番札所
- 住所・電話
- 〒839-1203 福岡県久留米市田主丸町秋成963 標高:24.5m 地図 GMAP 0943-72-0434
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歴史
伊藤氏メモ延宝2年(1674)、徳童村の大庄屋・倉富三郎右衛門によって創建された。 夭逝した子の菩提を弔うため寺とお宮を建立し、寺を倉富家の菩提寺としたという。 それが法音寺で、次第に近隣の人々も帰依し檀家になった。
元々倉富家は、肥前龍造寺家をルーツとし、天文14年(1545)に水縄(耳納)北麓の森部に移封された対馬守胤知が倉富対馬守胤知入道と名乗ったことが、ここ田主丸との由縁の始まりという。 元和7年(1621)の有馬豊氏の久留米入府後、倉富家は三郎右衛門の時代に徳童に移り、現在の法音寺に隣接する地に屋敷を構えた。
創建当時の本尊は行基作の聖観音像と伝えられてきたが、大正2年(1913)に火災に遭い、仏像・堂宇・文書類全てを焼失したので詳細は不明である。 その火災で、聖観音像も黒焦げになったが、今もそのまま本堂の現本尊の釈迦如来の右横の厨子の中に安置お祀りされている。
大正7年(1918)第13世住職の時代に本堂が再建された。 庫裏は平成12年の新築。山門は庄屋時代の倉富家の表門を移築したものと伝えられる。 なお、法音寺に隣接する「くじらの森公園」は倉富家の屋敷の跡地である。 倉富家が平成5年に当時の田主丸町に寄贈した土地を、町が平成16年に公園として整備したものである。(『筑後の寺めぐり』より)()
ひとくちメモ
法音寺の裏手には筑後川水系と思しき美都留川の清流が流れ、東隣には天満神社が鎮座している。 長い風雪にさらされた枯れた雰囲気の山門をくぐると境内である。 本堂がまた、禅宗のお寺らしく渋い趣きである。 境内には三十三観音石像、地蔵像などが観られる。
法音寺の南側20mほどの所に藁葺屋根の立派な民家がある。 これも必見である。
写真
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