茲雲山
福聚寺
[福聚禅寺]
臨済宗妙心寺派
★☆☆
イヌマキ
ヤブツバキ
伊藤氏参拝済
筑後三十三箇所観音霊場第1番札所
三井四国八十八ヶ所霊場第41番(仮)
- 住所・電話
- 〒839-0861 福岡県久留米市合川町2-1 標高:31.3m 地図 GMAP 0942-43-7850
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歴史
寛延2年(1749)第7代久留米藩主有馬頼徸の開基、日向国佐土原の古月禅師を開山として創建されたお寺である。 寺領250石を与えられた。 以来明治維新まで有馬家の崇敬を受ける。 有馬家ゆかりの品などが受け継がれており、その一部が県・市の指定を受けている。(Links① より)
伊藤氏メモ久留米藩7代藩主有馬頼徸により開創された筑後三十三所観音霊場の第一番札所は、当初は高良山にある本地堂であったが、明治の廃仏毀釈により廃寺となり、「福聚寺」が一番札所に改められた。(『筑後三十三所観音霊場/HP』より)
愛宕神社は、県道750号線沿いの高良玉垂宮(高良大社)二の鳥居前から、県道を少し上った所の右側に位置する礫山に鎮座している。愛宕神社は、明治維新前は青天寺とも称した神仏習合の社寺であり、当時本殿(本堂)には祭神・火加具土命(火盗災難除去の神)の本地仏である将軍(勝軍)地蔵菩薩像を安置していた。そして、将軍地蔵菩薩は、修験道では神仏習合の愛宕山大権現の名で呼ばれていた。なお、この本尊・将軍地蔵菩薩像は、明治の廃仏毀釈の難を逃れ、「福聚寺」の本尊として現存している。(正見行脚:御井寺の天狗像=愛宕山太郎坊(高良山麓巡り26)より) ()
三井四国八十八ヶ所霊場第41番(仮)[1]。
ひとくちメモ
福聚寺の裏手(東側)は久留米大学御井学舎、西側には久大本線が走っている。 周囲は住宅地になっているが、この一画だけは森となっている。
境内に入ると右手には覆屋があり、中には多数の石仏が安置されている。 その脇には大きな宝篋印塔がある。 間口8間奥行き6間の大本堂前には多数の木々が植えられている。 ちょっとした植物園のようである。 中でも2株あるイヌマキの巨木(樹高15mほど、根回りの直径は1m超)・ヤブツバキの巨木(樹高7m超、根本直径50cm超) はなかなか他では観られないものである。
鐘楼脇には「春夏冬二升五合」の扁額の掲げられたお堂があり、その裏手には石祠がある。 どうやらこのお堂は、石祠内の仏像か御神体の拝殿のようである。 拝殿内には二体の仏像が安置されているようであるが、閉ざされている拝殿の扉はすりガラスの為良く見えなかった。 ちなみに「春夏冬二升五合」は「商いますます繁盛」と読むらしい(Links③ 参照)。
写真
本堂 鐘楼 山門 庫裏 覆屋 地蔵像 - 覆屋内 多数の石仏 - 覆屋内 宝篋印塔 - 覆屋脇 拝殿 拝殿の扁額(「春夏冬二升五合」) 拝殿の裏手の石祠 観音像 全景 境内風景(前方は庫裏) イヌマキの巨木 ヤブツバキの巨木 イヌマキの根本 山門脇のクスノキ 境内風景 - 山門を背にして撮影 門前の風景 梵鐘
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Links
①福聚寺の文化財(PDF)
②三井四国八十八ヶ所霊場 - 三井四国八十八ヶ所霊場
③「春夏冬二升五合」はどう読むの? - コバろぐ