heritage 青柳大日如来(あおやぎだいにちにょらい) 仏教礼拝所 ☆☆☆ ぽっくり 唐津街道 粕屋北部新四国八十八箇所霊場番外札所

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〒811-3134 福岡県古賀市青柳2615   標高:18.3m 地図 GMAP
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歴史

境内の案内板の内容を下に記す。

大日如来坐像(古賀市指定文化財)

この仏像は、胎内に「文明7年(1475室町時代)大願主大神朝臣(おおがみあそん)野田閑■作者従運慶9代弟子正■」などの墨書銘があり、年記がはっきりした金剛界大日如来である。 なお、筑前國続風土記拾遺に「仏躯座下の銘に、昔この地に中野右衛門太夫(なかのうえもんたゆう)が子、 野田若狭(のだわかさ)の宅ありし(よし)」とある(今はこの銘はわからない)。 ちなみに若狭は立花家の家臣であり、その墓が神田(かんだ)にある石塔(勘慶様(かんけいさま))である。

平成 2年4月27日指定 古賀市教育委員会

大日堂内に「糟屋北部新四国千人参番外札所 (中略) 開創100年記念 昭和55年」と書かれた額が掲示されている。 また、昭和31年、昭和62年10月7日の2枚の改修寄付者名簿が掲示されている。

昔はこの大日如来は東側に鎮座している、八所八幡宮と関連したものであったのかもしれない。 参道口のある県道504号線は旧唐津街道である。

参考:『筑前國続風土記拾遺』

ひとくちメモ

県道504号線沿いに立つ石塔が目印である。 ここより約100m緩やかな上り坂を登ると境内への石段手前にたどり着く。 石段を登れば境内である。

大日如来は台座込で像高70cmほどか? 保存状態は良好である。 境内には、「ぽっくり地蔵」・石塔などがみられる。

写真

  • 遠景
    遠景 
  • 大日堂前の「ぽっくり地蔵」
    大日堂前の「ぽっくり地蔵」 
  • 石塔(昭和4年10月銘)
    石塔(昭和4年10月銘) 
  • 境内風景 - 大日堂を背にして撮影
    境内風景 - 大日堂を背にして撮影 
  • 大日堂入口の石段
    大日堂入口の石段 
  • 参道口(県道504号線)に立つ石塔
    参道口(県道504号線)に立つ石塔 
  • 石塔拡大
    石塔拡大 
  • 参道口
    参道口 
  • 参道口前の唐津街道(右手が青柳大日如来) - 香椎に向かって撮影
    参道口前の唐津街道(右手が青柳大日如来) - 香椎に向かって撮影 

『筑前國続風土記拾遺』巻之42 裏糟屋郡 青柳村の項

○大日堂(寺浦)

此の地に昔中野右衛門大夫が子、野田若狭と云者の宅有し由、佛軀座下の銘に有り。

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