八児地蔵
仏教礼拝所
☆☆☆
フジ
長崎街道
帆柱新四国霊場第55番
- 住所・電話
- 〒807-0074 福岡県北九州市八幡西区町上津役西4丁目 標高:28.8m MAP
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歴史
街道に面した所に案内板(平成17年4月1日 八児まちづくり協議会)がある。 その内容を下にそのまま記す。
⑥八児地蔵(町上津役西4丁目)
享和2年(1802)の遠賀川往還図には、すでに、この位置に地蔵が描かれている。地蔵にちなみ、旧前は付近のほのけ(小名(ママ))を地蔵川といって、小嶺村との村境であった。今でも大切に祭られていて、お参りが絶えない。 不動尊は後に併祀されている。
⑦町上津役橋(旧称お地蔵橋)
この街道筋の金山川・黒川などには橋がなかった。文化元年(1804)奉幣使通行の際にはじめて架けられた。 それ以前は飛び石わたりであった。
現町上津役橋は金山川で年月をしるす橋ではもっとも古く、昭和初期の面影を残している。
地蔵堂の前の道は長崎街道である。帆柱新四国霊場第55番(本尊:地蔵菩薩)となっている。
ひとくちメモ
境内は4-5株の藤棚の下にある。 御堂内には地蔵尊が6-7体安置されている。 その中で、大きな3体は素朴なお顔をされている。3体共微妙に異なるお顔。誰かの顔を模写したのだろうか?
御堂の脇には不動明王が立っている。
町上津役橋(旧称お地蔵橋) は、御堂のすぐ南側にある。これは、近代になって架け替えられたもののようだ。
地蔵堂内に農事組合が書いた張り紙が掲示されており、「あてこ(前掛け)を奉納する人が多く、そのストックが多くなり、保管中に黄ばんでしまうので、必要なときは連絡する」旨のことが書いてある。 作者は今まではこの「あてこ」のことを「前掛け」と呼んでいた。また一つ勉強になった。 この呼び名はご当地独特なものかどうかはわからない。ちなみに、この「あてこ」は「よだれかけ」が一般的なようだが詳しくはわからない。
写真
祭壇 地蔵堂の前面(牢屋のような鉄格子) 地蔵尊の頭部(素朴なお顔) 地蔵尊の頭部(素朴なお顔) 地蔵尊 不動明王 不動明王(尊像は黒光りしている。いつも撫ぜられているのだろう。) - 横から撮影 境内風景(藤は4-5株) 地蔵堂前の長崎街道 - 左手が地蔵堂 案内板 町上津役橋(旧称お地蔵橋。左右方向の道が長崎街道。左端に地蔵堂の藤棚が見える。)
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