heritage 龍頭山 長泉寺(ちょうせんじ) 浄土真宗本願寺派 ★☆☆ 山門

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〒807-1262 福岡県北九州市八幡西区野面1丁目15-14   標高:11.4m 地図 GMAP 093-617-1549 
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歴史

筑前國続風土記拾遺』巻之30 鞍手郡 中 野面村の項に下記の記事がみられる。

長泉寺

大野面に在。眞宗感田村浄福寺の末寺也。 本尊阿弥陀如来は穂波郡馬敷村長学寺の本尊なりしか、故有て当寺にあり。

上の記事に出ている長学寺は『筑前國続風土記拾遺』巻之28 穂波郡 下 馬敷村の項に「長學寺址」として記載がある。 永禄年中(1558-1570)大友氏の為破壊される。本尊の阿弥陀・観音佛はいずれも慈覚大師の作。 故あって長泉寺に安置されたことが記載されている。 当時の地名馬敷村(飯塚市馬敷)には現在も天女山白馬院 西光寺が伽藍を構えている。 この付近にあった寺であろう。

伊藤氏メモ当寺は慶長9年(1604)に浄土真宗に改宗した。当時、村人を悩ましていた山浦池の大龍の退治供養を行った。地域は平静になり、池の水は大干ばつ時にも野面の田畑を潤し、永代に長く泉の如く湧き出ずるとのことから寺号も長泉寺と称される様になった。(HP「浄土真宗本願寺派 福岡教区 鞍手組- 長泉寺」より)()

ひとくちメモ

お寺の東方には北九州都市高速道路4号線、西側には九州自動車道、北側には国道200号線がそれぞれ走っている。 八幡インターチェンジも東方にある。 長泉寺はその3本の道路に囲まれた三角地帯の中心付近に伽藍を構えている。 門前では古い町並みを所々に見ることができる。

境内には、三部妙典一石一字塔、名号石、改築前の瓦を収めた建物、経蔵(本堂裏手)などがみられる。 お寺の関係者の話によれば、山門は、母里太兵衛友信が一時期城主をつとめた鷹取山城(筑前六支城の一つ)の建物を移築したものという。 屋根部は、修復されたようであるが、柱は荒削りのどっしりた造りで当時の原型をとどめているようである。

地名の「野面」は「のぶ」と読む。

写真

  • 本堂
    本堂 
  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 山門 - 本堂を背にして撮影
    山門 - 本堂を背にして撮影 
  • 鐘楼
    鐘楼 
  • 山門脇の表札碑
    山門脇の表札碑 
  • 名号石
    名号石 
  • 改築前の瓦を収めた建物
    改築前の瓦を収めた建物 
  • 改築前の瓦
    改築前の瓦 
  • 三部妙典一石一字塔
    三部妙典一石一字塔 
  • 山門の柱(荒削りで力強い)
    山門の柱(荒削りで力強い) 
  • 参道 - 山門を背にして撮影
    参道 - 山門を背にして撮影 
  • 門前の家
    門前の家 
  • 門前の通り
    門前の通り 
  • 経蔵
    経蔵 
  • 梵鐘
    梵鐘 
  • 本堂軒下に下げられた木板
    本堂軒下に下げられた木板 
  • 喚鐘
    喚鐘 
  • 皿倉山山系の山々 - お寺の北端の道路より東方を撮影
    皿倉山山系の山々 - お寺の北端の道路より東方を撮影 

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