鷹見神社
[鷹見権現社]
神道
☆☆☆
歴史
『筑前國続風土記附録』巻之30 遠賀郡 利 市瀬村の項に下記の記事がみられる。
鷹見権現社(タカミヤマ・神殿3尺・拝殿3間・祭禮2月7日・奉祀教楽院)
杉山の頂に大岩あり。是を白山の神躰とす。 前田村より祭れり。 此下2町はかりに石祠あり。 是鷹見の上宮也。 其下に6坊の跡残れり。 是より下20町はかりに中宮あり。下宮ともいふ。 此下3町計に拝殿及び石神門あり。其傍に石祠あり。一の宮といふ。 村より石鳥居までハ5町ほと隔れり。
社地に若王子社・聖宮・子守宮・十萬宮・兒宮・勧請宮・飛行宮あり。
社傅に文武天皇慶雲2年(705)、役小角紀州熊野三所の神を勧請し祭れりとそ。 此郡本川より東40村の惣社なりしといふ。
其頃ハ大社にて3月10の祭にハ前日麓より花を一枝神にさゝけり。其所を今はなの尾といふ。 是春祭なり。9月10日に新甞會の祭あり。 8日の夜、穴生村の濱邊に神幸あり。潮水をさゝけ、祝詞終りて同村の下宮に入らせ給ひ、9日の夜明、引野村別當山の側なる浮殿にやとらせたまひ、10日の戌の刻、本社にかへり入らせ給ふ。 かゝる祭儀も今は絶て、9月10日かたはかりの神幸を執行へり。
上宮ハ山上の石祠なり。 今社司下宮といへるハ中宮にて、下宮ハ穴生村にあり。 本編にも見えたり。
町名「市瀬」は「いちのせ」と読む。
ひとくちメモ
作者は当社の境内で、夏休みには子供会のキャンプをしたものである。 社殿脇には帆柱・皿倉山への登山口がある。画像はありません。
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