十二所神社
[十二社権現]
神仏習合
☆☆☆
歴史
当社前にある御影石製の立派な石碑の内容を下に記す。
御祭神
伊弉冊尊・早玉男命・事解男尊・天照大御神・忍穂身命・瓐々杵命・ 火々出見命・葺不合命・軻遇槌命・塡山姫命・岡象女命・稚産霊命
由緒
当社は齊明天皇白雉12年庚申(661)[1]の百濟及び新羅を征するための行幸し給ひ筑前磐瀬の行宮に居給ふ時、救軍のため天神地袛を招請し給ひしゆかりの地なり。
文武天皇慶雲2年(705)3月役小角、紀州熊野三山の大神を権現山[2]に奉齋十二社を創祀せしを熊野信仰の隆盛にともない此地に正徳2年壬辰(1712)8月、社殿を造営し遷座し奉る。 今に権現山中に奥宮あり。祭礼執行し来る安産守護の神として庶民の信仰篤し。
ひとくちメモ
社殿に向って右手奥に仏堂がある。 内部には木肌がむき出しの古い仏像の残骸が祀られている。 2体分あるようだ。 『筑前國続風土記附録』巻之30 遠賀郡 利 引野村の十二社権現の項に「不動山にあり。(中略)社内に恵比寿社・地蔵堂・不動堂(大日もあり。)」とある。 ここに祀られている仏像は、この中に祀られていたもののようだ。大日如来と不動明王のようにみえるが。。。。
当社の脇の釈迦堂に祀られている諸仏の中には同社内にあった仏堂(地蔵堂・不動堂)に祀られていた尊像も含まれるているかも知れない。
写真
『筑前國続風土記附録』巻之30 遠賀郡 利 引野村の項
十二社権現(神殿方1間尺・拝殿2間3間・祭禮9月10日・奉祀波多野佐渡)
不動山にあり。産神也。祭る所ハ熊野三所明神・五躰童子也。 鎮座の連暦詳ならす。
社内に貴布禰社・恵比寿社・地蔵堂・不動堂(大日もあり。)あり。
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