霊應山
清谷寺
[清谷禅寺]
臨済宗妙心寺派
★☆☆
坐禅
伊藤氏参拝済
粕屋郡三十三観音霊場第5番札所
- 住所・電話
- 〒811-2502 福岡県糟屋郡久山町大字山田651 標高:34.3m 地図 GMAP 092-976-0505 ホームページ
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歴史
清谷寺は安国山 聖福寺の東部寺院である。
伊藤氏からの情報によると、 『糟屋郡志』によれば、開山を大悦、中興を王林という。現第18世という。
下に境内の案内板の内容をそのまま記す。
三岳の麓にある清谷寺は。臨済宗妙心寺派のお寺です。 ご本尊は釈迦如来坐像、かつて朝鮮半島にあった高麗国で14世紀頃につくられた銅でできた仏像です。
本堂の北側に位置する観音堂は、糟屋郡33番札所中第5番札所でもあり、 古くから多くの人々がお参りに訪れています。 平安時代につくられた十一面観音立像、地蔵菩薩立像などが安置されています。
観音堂の棟札によると、十一面観音立像はもともと、 南覚山正現寺に安置されていました。 正現寺はここから南に7町ほどの場所(現在のトリアス付近)にあり、 七堂伽藍を備えていたようです。 天正年間(16世紀後半)の戦火によって正現寺は焼け、その後清谷寺に安置されたと伝えられています。
平成17年 久山町教育委員会
本堂に向かって左側に「不動寺山林の碑」がある。(下写真) 石碑の前にその解説があり「この碑は天正9年先祖國崎伯郎が、清国寺に寄進した山林ニ町歩の碑である。」 とある。 下の『拾遺』に「村の北三岳の南の谷に不動寺の址とてあり」とある。 今となっては「不動寺」の場所は特定できない。 三岳は清谷寺の北1kmのところにある。
参考:『筑前國続風土記拾遺』
ひとくちメモ
清谷寺は糟屋郡久山の田園地帯に伽藍を構えている。
2011-03-02にはじめてお参りに行ったが、境内で写真撮影していると、ご住職は気さくな方で、 気軽に話しかけて下さり、本堂内に案内していただいた。本堂内の写真撮影も許可して頂いた。
本堂前の庭の手入れも行き届いており、梅の花が美しく咲いていた。 (ご住職のお話によると、この木はかなりの巨木であるとのこと。 幹が枯れて現在のようになったとのことである。)
門前にはせいこく保育園が併設されている。 その先には新幹線が疾走するが、その音以外は静かで空気もきれいな環境である。
伊藤氏メモ現在、地蔵菩薩立像は、観音堂から本堂内に移されています。また、観音堂内の吉祥天像は、日ごろは見ることができませんが、毎年7月18日には内扉が開扉され拝することができるとのことでした。()
写真
『筑前國続風土記拾遺』巻之39 表糟屋郡 上 上山田村
禅宗霊應山と號す。 博多聖福寺に属す。 寺内に観音堂有。 (十一面長7尺斗なる立像也。賓頭龍の古像もあり。昔ハ村の南正限寺と云山に在しを、寛文10年(ここに移せり。) 又村の北三岳の南の谷に不動寺の址とてあり。)
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