仏旗 正覚山 西念寺(さいねんじ) 浄土宗  SAINENJI TEMPLE 粕屋郡三十三観音霊場第18番札所 伊藤氏参拝済

  • 本堂
    本堂 
  • 門前の風景
    門前の風景 
  • 六地蔵前の地蔵尊(右足に注目)
    六地蔵前の地蔵尊(右足に注目) 
住所・電話
〒811-2202 福岡県糟屋郡志免町志免中央2丁目2-18 標高:14.2m MAP GMAP 092-935-0488
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歴史

筑前國続風土記拾遺』巻之39 表糟屋郡 上 志免村の項に下記の記事がみられる。

西念寺

本村に在。 正覚山法王院と號す。 浄土宗博多一行寺の末也。 開山を行梅上人と云。 慶長8年16034月17日に寂す。 是中興也。 西念寺の號は以前よりあり。 寺内に地蔵石佛あり。 銘に西光寺應永181411卯2月10日と刻めり。 西光寺廃址ハ、村の北六七町丁斗堂免と云所に在。此石佛ハ昔爰に有しならん。

又片峯と云處に吉村平六兵衛か墓あり。 塚の上に五重の塔立り。 銘字なし。 平六兵衛ハ中世の地士なりにしや。 今も片峯の居民ハ皆吉村を氏とす。

又同所に大日堂有。 村の西田宇に大日免有。 此堂の料田なりしか。

ひとくちメモ

西念寺西側を走る県道68号は平日昼間でも交通混雑している。この県道68号に限らずこの付近の道は狭くバイクで走っていてもストレスがたまる地域である。 ところが、西念寺門前の一画は別世界のように一昔前の風情が残る領域である。 門前には水路が流れ、川藻が清水の中に漂っている。 本堂の銅葺と思しき屋根がなかなか良い。

山門脇には地蔵堂があり、中には上の『拾遺』に記されているものと同じと思われる地蔵石佛がガラスケースに収められている。 地蔵堂前には六地蔵が鎮座。その前面にあるひときわ変わったお地蔵様。 なんと右足が赤塚不二夫の漫画のイヤミの「シェー」のポーズの足を彷彿させるスタイル。 何とも愛嬌のあるお姿・お顔である。 『仏像の教科書』によれば、このお姿は、 椅子に腰掛けて右足を左太ももに載せる形、倚坐(きざ)あるいは菩薩坐というらしい。(右写真)

山門を出て右側に50mほど進むと、大日堂がある。 これも上の『拾遺』に記されている大日堂であろうか? 小堂の中には智拳印を結んだ大日如来の石像と、梵字石が並んで安置されている。 このお堂の周辺の住宅の塀は赤レンガ造りで、なかなか良い。 お堂前からは旧志免鉱業所竪坑櫓を眺めることができる。

伊藤氏メモ青銅板瓦の本堂に観音堂・地蔵堂もある長い歴史のあるお寺のようです。 この日は当寺では10年に1度の[五十相伝]という5日連続で行われる浄土宗で最も重要な行事の日で、 本堂内には多くの檀信徒の方々がおられました。 また、境内には川端通り商店街にある仏壇店の仏法具販売の車が来ていたり中呉服町の選擇寺住職がみえていたりとの賑わいぶりでした。

西念寺にお参りの際には、次の近傍2箇所も合わせて見学されることをお薦めします。
志免鉄道記念公園:昭和60年に路線廃止された吉塚~筑前勝田(14km)の中心地であった志免駅の跡の公園です。当時のホームや線路がそのまま残されており、往時を偲ぶことができます。
旧志免鉱業所竪坑櫓(国指定重要文化財):志免町総合福祉施設シーメイトに隣接。 戦前は海軍燃料廠が戦後は国鉄(蒸気機関車用)が経営・採炭した日本で唯一開坑から閉山まで国営であり続けた炭鉱(糟屋炭田)の跡(明治22年開坑、昭和39年閉山)。 この竪坑櫓は、地上8階48メートルの鉄筋コンクリート造の巨大建造物で遠くからでも目に入ってくるものです(詳細説明書は、シーメイト受付で無料配布しています)。なお、[国鉄志免鉱業所記念碑]が須恵町旅石の法照寺の西側にあります。()

写真

  • 本堂の扁額
    本堂の扁額 
  • 山門
    山門 
  • 山門 - 境内から撮影
    山門 - 境内から撮影 
  • 本堂前の聖観音像
    本堂前の聖観音像 
  • 地蔵堂
    地蔵堂 
  • 自然石に浮き彫りされた地蔵尊 - 地蔵堂内部
    自然石に浮き彫りされた地蔵尊 - 地蔵堂内部 
  • 地蔵様 - 地蔵堂内部
    地蔵様 - 地蔵堂内部 
  • 石仏 - 地蔵堂内部
    石仏 - 地蔵堂内部 
  • 地蔵堂前の六地蔵
    地蔵堂前の六地蔵 
  • 門前の風景
    門前の風景 

大日堂の写真

  • 大日堂
    大日堂 
  • 梵字石と大日如来像
    梵字石と大日如来像 
  • 梵字石
    梵字石 
  • 全景
    全景 
  • 旧志免鉱業所竪坑櫓 - 大日堂前から撮影
    旧志免鉱業所竪坑櫓 - 大日堂前から撮影 
  • お堂前の風景
    お堂前の風景 


関連寺院(※過去に関連していた寺院も含みます。必ずしも現在関連している寺院とは限りません。)