御手水龍観音堂
[瀧見観世音菩薩]
仏教礼拝所
★☆☆
粕屋郡三十三観音霊場第13番札所
歴史
『筑前國続風土記拾遺』巻之39 表粕屋郡 上 吉原村の項に下記の記事がみられる。
御手水龍
村の坤(西南方向)3町斗に在。 水勢強からすといへとも、谷底の盤石に傳ひ、 一條の逬[1]泉屈曲緩急段々に断て又連る。 其間長くして最奇観也。 上流に大なる池有(水面10町) 夏日其水を引時殊によろし。 側に観音堂有。
石段入口に「郡中第16番札■」と表記された石碑がある。 観音堂に掲示された真新しい表札には「13番」と表示されている。 Linksのページも13番となっている。 昔は16番であったが近年札所の付け替えがあったようである。
ひとくちメモ
観音堂は志免平成の森公園の西側の端にある。 境内の情景は、正に上の『拾遺』の記事のとおりの趣である。Google Mapで見ると、上流には大池もある。 昔の文章は簡潔で良い。
観音像は大きな石祠の中に安置されている。 石祠の扉は半開きで、中は薄暗い。 かろうじて観音様の頭部は確認できる。 長い年月風雪にさらされた為かかなりすり減っている。 上流の瀧、石段の脇には多数の石仏がみられる。
写真の整理をしていて石段脇に「足元危険。なので入らないで」と表記された進入禁止のマークが設置されている事に気づく。 文字はかすれている(写真を拡大してやっとこさ確認)。 作者はこれに全く気付かず境内に入ってしまった(ごめんなさい)。 本当に危険であれば、もう少し目立つ看板にしてほしいものである。 境内を歩いていて「危険」とは感じなかったが。。。交通ルールは守りましょう。
町名「志免町」は「しめまち」と読む。
写真
観音像(頭部) 観音堂内に掛けられた木札の束(何も書かれていません。これは何だろう?) 観音堂内 石段 - 観音堂を背にして撮影 瀧の最上部 瀧の最上部脇の不動明王像 観音像が安置されている石祠 - 横から撮影 観音堂脇の石仏 石段脇の石仏 石碑(「郡中第16番札■」) 石段脇の石仏 石段全景(入口に「足元危険。なので入らないで」と進入禁止の表示) 観音堂脇の清流 水の広場 水の広場 公園内の地図(観音堂は右端の赤丸の場所) - 案内板より抜粋
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